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落語の筋その2・☆首提灯

落語の筋シリーズ、無理矢理、作りました。^±^:
早い話が、あまりにもネタがないので、苦し紛れにコラムにしてあるんですがね。
今日は「首提灯」です。^±^ノ

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「首提灯」(くびちょうちん)。

芝の増上寺で、田舎侍に道を聞かれた江戸っ子が酔っぱらった拍子に毒づき、怒らせてしまいます。
侍が偉そうに、「そこの町人、道を教えろ」と言ったが最後、江戸っ子の啖呵(たんか)が始まります。
「田舎侍が道の聞き方も知らんのかってえんだ、べらぼうめ。てめえみてえな野郎に道を教える馬鹿がいるもんか。江戸っ子はつむじが曲がってんだ。聞きてえんなら、そこで土下座して聞きやがれ!」
とまくし立てること。
侍は怒って、この江戸っ子を首からスパーンと、斬ってしまいます。
江戸っ子、それにも気が付かず、鼻歌を歌いつつ歩いていると、どうも首がずれてしまいます。
何度もそれを直しているうちに、ようやく血がべっとりと手について気が付き、
「やりがったな、あの田舎侍!」
しかし、さらに間が悪く、近くで火事。その騒ぎに巻き込まれ、首を落としそうになります。
その首を両手で自分の首を持ち上げて、提灯代わりにしながら通り過ぎます。
「はい、ごめんよ、はい、ごめんよ」。

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ではまた、お暇なときにお付き合いください。^±^;
 
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テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

落語の筋その1・☆圓歌一代記

落語の筋シリーズ、無理矢理、作りました。^±^:
早い話が、あまりにもネタがないので、苦し紛れにコラムにしてあるんですがね。
今日は「圓歌一代記」です。^±^ノ

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「圓歌一代記」(えんかいちだいき)。

早い話、三代目三遊亭圓歌(さんゆうていえんか)師匠の、持ち落語ですね。
三代目三遊亭圓歌師匠は、戦後間もない頃、実家を間借りしていた四代目三遊亭圓楽(後の三代目柳亭市馬)に、吃音症の克服を相談したところ「落語家になればいい」とアドバイスを受け、寄席見物に行ったのがきっかけです。
そこで二代目三遊亭円歌と出会い、前座名を三遊亭歌治と名乗ります。[
1949年、二つ目に昇進し、二代目三遊亭歌奴となってから、頭角を現し、「山のあな、あな・・・」で有名になります。
いわゆるそれが、創作落語「授業中(山のあなた)」です。
1957年には二つ目のまま林家三平と鈴本演芸場でトリを務めるまでになり、1958年9月、真打に昇進します。
2017年4月23日、結腸がんによる腸閉塞のため、東京都内の病院で死去。享年85歳でした。

さて、こちらの演目、「圓歌一代記」ですが、圓歌師匠の本名を取った「中沢家の人々」という題目のほうが多いかもしれません。
師匠は、手を変え品を変え、演目名を替えて、多種多様な噺(はなし)をされているようですが。
「家にはばあさんは佃煮にするほどいるんだ」
とか、
「家で勘当をされたのに、両親は(実家に)、いるんだよ!」
などという実話を冗談でくるんで混ぜ合わせ、楽しいお話をされてました。
また、住んでいた自宅は作家有島武郎の旧家だったそうです。
なお、1985年、出家。日蓮宗久遠寺で修行しますが、水垢離中に心筋梗塞で倒れ、病院に運ばれました。
「普通は病院からお寺に行くんだが、お寺から病院に行ったのは俺くらいだ!」
と、落語のネタにもされていました。^±^

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ではまた、お暇なときにお付き合いください。^±^;
 

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お家寄席101・のっぺらぼう(おいてけ堀)

さて、今日は「のっぺらぼう(おいてけ堀)」の一席です。

久しぶりに古いパソコンをひっくり返してみたら、なんと「お家寄席」のネタが出て来ましてね。
こいつぁラッキー、ってわけでしてな。
早速、あっしこと、粗忽亭長兵衛(そこつていちょうべい)がしゃべらせていただきやす。
世の中、コロナウイルスの影響で、パンデミックでどこにも行けないんでしょうから、お暇でしたら、おつきあいくださいやし。
・・・こちらは、平成18年9月17日の作品です。この噺は新作です。今更の怪談話です。
ありそうでなかった落語ですが、苦し紛れな落ちも含めてお楽しみください。

なお、残念ながら、「お家寄席」のネタはここまでです。+±+
現在は、ここまで凝ったネタがなかなかできやしませんが。x±x
また、お会いできる日がありますように。^±^ノ

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えー、101作目は、落語でも怪談のひとつ、「のっぺらぼう」ってぇ一席でご機嫌をお伺いしやす。

まあ、別名、「おいてけ堀」っていうんですがな。^±^
これは怪談話の落語のひとつでして・・・。

本来は怪談らしく、
「恨めしい~~~」
でサゲるんでしょうが、あっしはひねくれてますんで、ちゃんとオチをつけやすよ。もっとも、こんな季節に怪談話をやること自体がひねくれもんですが・・・。そのオチはまあ・・・後でのお楽しみにってことで。

このおいてけ堀ってぇのは、今でいう墨田区の錦糸町、錦糸堀をさすんだってぇ説があったり、いやいやそうじゃねぇ・・・。台東区は蔵前に実際、おいてけ堀ってぇ池があったとか、いろんな説がありやして・・・。
また、その声の主は・・・ってぇっと、ギギってぇナマズの親戚のような魚だってぇ説や、いやいやナマズ本人・・・いや、ナマズは人じゃありませんな・・・。ナマズ本魚・・・だとか、いやいや、それこそ河童じゃねぇかだとか・・・。こちらにもいろんな伝説が飛び交わされていたりして・・・。

とにもかくにも、ここ、「おいてけ堀」で魚を釣るってぇっと、コイとかフナとかがどんどん釣れて、それはそれで嬉しいんですけれどもな。夕方になって、陰(いん)にこもった鐘の音(ね)がどこからともなく、
「ゴ~~~ン!」
と聞こえて来やして・・・。
「さてと、魚は釣れたし・・・。そろそろ帰るとするか・・・」
などと支度をして魚籠(びく)を担いで帰ろうとすると、堀の中から、
「おいてけ~・・・。おいてけ~・・・」
って、最初のうちはか細い声が聞こえるんですな。
あっしもかなり釣りが好きですが、こんな不気味なところじゃ、御免蒙(ごめんこうむ)りたいですな。

釣り人は気のせいかと思って、なおも魚を持って帰ろうとすると、今度は徐々に声が大きくなり、終(つ)いには大音声(だいおんじょう)で、
「おいてけぇ~~~~~! おいてけぇ~~~~~!」
って脅すんで、大概のやつは魚籠ごとほっぽって逃げちまいやすな。

そこに、はねっ返りの魚屋が一匹おりやして・・・。

「てやんでぃ! べらぼうめ! どいつもこいつも腰抜けぞろいじゃねぇか!」

なんてえばって(威張って)たんですがな。で、そんならおいらが魚を釣って持ち帰ってやるってわけで、この堀で竿を振るってぇっと、例にもれず、この男もみるみるうちにコイやらフナやらが掛かる・・・。
入れ食いですな。イレのグイってやつで・・・。
たんまりと魚を釣って魚籠一杯にしたんですが、その夕方、やはり、

「おいてけ~~~~~・・・」

の声が聞こえて来たら、さすがに不気味だったのか、最初の威勢はどこへやらでして・・・。それでも、
「・・・けっ、この魚はおいらが釣ったんでぃ! 1匹たりとも置いてくもんか!」
などと強がって持って帰ろうとしたんですがな・・・。土手っぺりを何とか走り抜けたまでは良かったんですが。
帰り道、堀の端っこの柳の下で娘が現れやしてな・・・。娘は見た目は美しいんですが、なぜか顔を隠してたんですな・・・。

「もしもし・・・よろしければ・・・その魚を・・・売ってくださいな・・・」
「けっ、この魚はおいらが釣ったんだから、売ってたまるかってぇんだ!」
「お願いです・・・。売ってくださいまし・・・」
「しつこいな、娘さん・・・。これは売らねぇんだよ!」
「・・・どうしても、売ってくださらないんですか・・・?」
「ああ、売らねぇったら、売らねぇよ!」
「どうしても・・・?」
「ああ、ダメだよ!」
「・・・そう・・・。これでも、売ってくださらないかい?」

って、おもむろに顔を上げたその娘は、目も鼻も口もねぇ「のっぺらぼう」だったんですな。

「ギャ~、出たぁ~~~~~!x±x」

魚屋がほうほうのていで逃げるってぇっと、角のところに夜鳴きそば屋が営業してやしてな・・・。

「ああ、助かった・・・。じ、実は、この先の堀のほとりで・・・で、で、出た出た・・・。出たんですよ。目も鼻も口もない化け物が・・・。・・・ああ、怖かった・・・。おやじ、水を一杯くれ・・・」

と、水をもらおうとするってぇっと、

「・・・へい、水だよ・・・」

水を差し出し、振り向いたそのおやじの目も鼻も口もねぇ・・・。

「ギャ~~~~~! また出たぁ!!x±x」

魚屋、水の入ったコップをほっぽったまんま、とうとう腰を抜かしちまいやして。へこへこと這いずるようにして、やっとこさ家に戻り、

「・・・お、お、おい、おいかか、かかあ・・・。で、出たんだよ。魚をも・・・持ち帰ったら・・・、目も鼻も口も、ねぇ・・・の、の、の、のぺらぼうが・・・。で、あわてて逃げて・・・そ、そば屋に・・・み、水もらったら・・・ま、ま、ま、また・・・」

と、あわくいながら、かかあに言うってぇっと、かかあ、ひょいと顔を上げて、

「おや・・・、お前さん・・・それって・・・こんな・・・顔かい?」

かかあの目も鼻も口もねぇ・・・。
それでとうとうこの男、気が狂ってしまいやしたとさ・・・。

・・・って、これが「のっぺらぼう」の噺(はなし)なんですがな。まあ、口がないのになぜ話すことが出来たかなんて、野暮なことはいいっこなしで。

ところが、この話を聞いた、その倍のはねっ返り者で、それでも度胸も十倍ってぇ釣り師がおりやしてな。

「なんだなんだ? そんなのどうってことねぇや! あっしにゃ女房もいねぇし・・・。その魚屋も間抜けな野郎だぜぃ! 素直に魚を売っちまったらいいんだろうに・・・。魚を売らねぇからそんな目にあうんでぃ! こちとら、金儲けにもなるし、第一、化け物に魚を売ったって言ったら、話の種にもおあつらえ向きじゃねぇか」

ってぇんで、またその「おいてけ堀」で釣りをして、夕方、魚籠(びく)一杯にしたところで帰ろうとするってぇっと、また例によって、

「おいてけ~~~~~・・・!」

「なにぃ? おいてけだと? てやんでぃ! ふん、そんな脅しにのるようなお兄(あに)ぃさんとはわけが違うぜ!」

で、柳の木の下を通るってぇっと、例によって、娘がおりやしてな。

「もしもし・・・よろしければ・・・その魚を・・・売ってくださいな・・・」
「ああ、いいよ。じゃ、おまけして1円で売るよ!」

娘、魚を売らねぇって想定だったんで、面くらっちまいやして・・・。
それでもマニュアルどおりに、
「・・・あ、どうしても、売ってくださらない・・・?」
「だから、売るってぇんだよ・・・。そ~らよ! 魚籠(びく)はサービスでぃ!」

のっぺらぼう娘に魚を売りつけ、1円札を掠(かす)め取りやしたが、おさまらねぇのが娘。せっかく脅そうとわくわくしてたのに腰砕けもいいとこでして。それでも、意地なのか、サービスなのか、一応は実践にうつすんですな。ああ、悲しきお化けの性(さが)・・・。

「・・・あ、あの、どうしても・・・?」
「金をもらっちまったらこっちのもんでぃ! じゃぁな」
「・・・あ、あ、あ、お客様~・・・。困るんですぅ・・・。そこは驚いてもらわないと・・・商売上がったりなんですよ・・・。驚いてくださいな。・・・あの、こ、これでも・・・?」
「そんなこと知るかってぇんだ! あ~ばよ!」

娘が顔を上げたときにはすでに釣り師はおりやせん。ただ、堀のほとりの柳の木の下で、ぽつねんと立ち尽くす間抜けなのっぺらぼうの姿があるだけでして・・・。

その後やけになったこののっぺらぼうの娘、商売替えをいたしやして、1回1銭で子供たち相手に顔に落書きをさせるなんて内容のものでしたが、皮肉にもこっちのほうがはやったりして・・・。娘はそれなりに幸せに暮らしましたとさ・・・。
めでたしめでたし・・・。
終わっちゃいけませんな・・・。^±^ノ

で、それはさておき、釣り師はどうなったのかと申しやすと・・・。

「へへ、儲かった儲かった・・・^±^」

てなわけで、その1円札を握り締め、その先の夜鳴きそば屋で、

「おい、そば屋さん・・・。そば、熱いの頼むよ」

って、注文するってぇっと、そば屋のおやじ、ちゃんと目も鼻も口もついてる、ただの普通のおやじでして。

「な? 何も起こらねぇだろ? ざまぁみろってぇんだ! 大げさに腰抜かしやがって・・・」

と、そばをずずっとすすって、

「おやじ、ごちそうさん!」

と、娘からもらった1円札を出すってぇっと、ただの白い紙切れ・・・。

「あれ? 紙幣がのっぺらぼうになってらぁ・・・」

m<(^±^)>m!

・・・これがあっしの考えたこの落語のサゲなんですが・・・。これで高座、降りちまうんですがね・・・。
腰砕けでございやすか?
ならば、もう少し先を進めて・・・。

釣り師、ほかに金の持ち合わせがなかったんで、しょうがねぇから、お詫びにとその夜鳴きそば屋を手伝いやす。
しかし、腸(はらわた)は、かなり煮えくり返って、

「畜生! あののっぺらぼう、一杯食わせやがった・・・」

釣り師が悔しがってると、夜鳴きそば屋のおやじ、

「何を言いやがる、一杯食わせたのはうちだよ!」

・・・くれぐれも、お金はお確かめくださいな・・・。お客様のお財布の中にあるお札も、まさか、のっぺらぼうじゃないでしょうねぇ・・・。

おあとがやらしいようで・・・。

m<●>m!
 

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

お家寄席100・松竹梅

さて、今日は「松竹梅(しょうちくばい)」の一席です。

久しぶりに古いパソコンをひっくり返してみたら、なんと「お家寄席」のネタが出て来ましてね。
こいつぁラッキー、ってわけでしてな。
早速、あっしこと、粗忽亭長兵衛(そこつていちょうべい)がしゃべらせていただきやす。
世の中、コロナウイルスの影響で、パンデミックでどこにも行けないんでしょうから、お暇でしたら、おつきあいくださいやし。
・・・こちらは、平成18年9月20日の作品です。100作目にふさわしい、おめでたい噺です。

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えー、なんとか落語も100作目が出来やしたが、相変わらずのものでして。

まあ、がっかりしないで、気を確かにお持ちになって、我慢してお聴きいただけたら幸いでございます。

今日は「松竹梅」ってぇめでてぇ落語にしたいと思いやす。

結婚式・・・この祝儀(しゅうぎ)は難しいですな。
忌み言葉(いみことば)、なんてぇものがありますからな。これがなかなか気を遣うんですな。

あっしなんか、結婚式で、「別れる」「切れる」をさんざんっぱら使っちまいやして。
・・・って言いますのも、
「分かれ道で子供がぐずってたんで、その親がキレてた」
ひとつの会話に、二度も忌み言葉を使っちまいやして・・・。

で、葬式で、「結ぶ」なんて言っちまいやして。
とことん縁起悪いですな。

さらにひどいことに、葬式のあと、精進落としで「献杯」というところを、ついうっかり「乾杯」と言っちまったりしてね・・・。
まあ、いい大人がここまでやると、顰蹙(ひんしゅく)もんなんですが・・・。
冠婚葬祭のボーンヘッドは、洒落になりやせんですからな・・・。

しかし、長屋に、松太郎、竹吉、梅三郎なんてのがいたら、これはこれでめでてぇんですが、彼らが彼ら、すべて器用でないのはしょうがねぇところでして・・・。

代表として、松さんが大家さんのところに、ある相談に行きやしてな。

「大家さん・・・。あの、実はですね・・・。明日、うちの町内の自治会長さんのところの息子さんが結婚することになったんですがね。急に仲人夫婦が交通事故にあってしまいまして・・・。それで突然、大役がうちらに回ってきましてね。まあ、祝辞なら、当たり障りのないことを言えばいいんですが、そのほかにご祝儀をと頼まれたんです。でも、余りにも突然なんでどんなことをやったらいいのかわかりませんで・・・。大家さん、それで相談に乗っていただきたくて・・・」
「ほう、そうかい? 松さん。それは大変だねぇ・・・」
「で、うちの長屋の竹吉、梅三郎も一緒に大役を仰せ遣ったんですけどね、この三人で何かできることはないかと話し合ったんですが、今の今まであーでもない、こーでもないと、結論が出ないままでして・・・。結婚式は明日なんで、いよいよ弱っちまって・・・。で、大家さんはちょっとがめついけど物を知ってるから何かの足しになるだろうから、ご伝授いただいたらどうだろう・・・ってわけで、あっしが代表で来たわけなんですが・・・」
「松さん・・・。そうかい。それはありがたいねぇ・・・。だけども、ひとつ引っかかるねぇ・・・。『物を知ってるが・・・』の前になんか言わなかったかい?」
「へ? なんか言いましたか?・・・大家さんはちょっとがめついけど物を知ってるから何かの足し・・・エヘヘ・・・。まあ。大家さんは鷹揚(おうよう)なので・・・」
「まあいい・・・。あなた方の悪口は今に限ったことではないし・・・。そういえば、あなた方は松太郎、竹吉、梅三郎と、合わせるとちょうど『松竹梅』になって縁起がいいなぁ・・・。じゃ、どうだろう。こんなパフォーマンスがあるんだが・・・」
「どういうことでしょう?」
「いや、これは簡単だよ。そして縁起がいい・・・。すぐに覚えられるよ。その面白いご祝儀を授けましょうか」
「すぐに覚えられる? そいつはありがたい・・・」
「これは、お開きの前にやっていただきたい・・・。いいご祝儀で、パッと盛り上がってお開きとなると、あなたたちの印象もグッと良くなるでしょう? まず松さん、あなたが、
『え~、最後にご祝儀を行います』
と言ってから、
『なったなった蛇(じゃ)になった・・・当家の婿殿、蛇になった』
ってあなたが先導を切っていうんですよ。めでたい席の最後の最後で、『蛇になった』だなんて、なんて嫌なことを・・・って皆さんが思うでしょう?
で、次に竹さんが、
『何蛇(なにじゃ)にな~られた?』
って、すかさず聞くんです。で、ここが一番大切なんですよ。最後に梅さんが、
『長者にな~られた!』
・・・って言えば、どうです? 皆さんは感心するでしょう? 松さんたちに大役を果たしてもらってよかった、今後もお願いしたい・・・って信頼もつくんですよ」
「そうですか? 早速、帰って練習します。大家さん、どうもありがとうございました」

で、明日の結婚式に備えて、泊り込みで練習を始めやす・・・。
まあ、練習ったって、たったこれだけのことなんですがね。何も泊り込んでまでやらなくったって・・・。
それでも、念には念を押して・・・ってなわけで、とにかく三人は何度も何度も繰り返し練習しやして・・・。もう、寝言に出るほど、練習しやしてな。
三人が三人・・・へそ出して、川の字で就寝したんですが・・・。

「ムニャ・・・なったなった・・・蛇になった・・・当家のムニャ殿・・・ムニャになった・・・」
って、松さんがねぼけるってぇっと、続けて竹さんが、
「なにムニャ・・・な~られムニャ・・・?」
で、最後に、梅さんも、
「チョームニャに・・・な~られムニャ・・・」

・・・だらしないことおびただしい。^±^

烏カァで夜が明けて・・・。

「本日はお日柄もよく、皆様お集まりいただき、まことにありがとうございました・・・」
当たり障りのない祝辞のほうは、松さんの力で、なんとか無事に終わりやして。
式次第もつつがなく、行われていったまではいいんですがな・・・。

ところが、梅三郎、誰にもわからなかったんですがね、ものすごいあがり症でしてな。これがただのあがり症じゃねぇ・・・。すし屋で「お茶」と「しょうが」しか頼まねぇほどのしみったれたあがり症。
・・・あ、ガリ・・・あがり・・・ってくらいのあがり症でして・・・。おちゃらけた、しょうがねぇ洒落ですが・・・。
もしくは、あっし、粗忽亭のような、あがり症かもしれませんな・・・。
「あがるばかりで・・・くだらねぇ・・・」^±^

さんざん練習したというのに、本番になるとパンとセリフがわかんなくなってしまいやして。本人、フリーズ状態ですな。ゆんべ、寝ぼけてまでやったご祝儀が無駄になっちゃまずい・・・どうしようどうしようと、考えれば考えるほどドツボにはまるんですな・・・。それでも、ご祝儀の時間は刻々と迫って来やすから、ますます錯乱状態に陥りやして。

松「え~、最後にご祝儀を行います・・・。なったなった蛇(じゃ)になった・・・当家の婿殿、蛇になった」
竹「何蛇にな~られた?」
梅「大蛇にな~られた」

松太郎、耳打ちして、
「ヲイヲイ・・・。そうじゃないでしょ・・・?」
「あ、間違えてたか?・・・あ~あ~、間違えてた・・・。もう一回やってくれ・・・」
梅三郎、やっと自分の間違いに気づき、やり直しということに・・・。

松「では、もう一度・・・。なったなった蛇(じゃ)になった・・・当家の婿殿、蛇になった」
竹「何蛇にな~られた?」
梅「亡者(もうじゃ)にな~られた・・・?」

もう収拾がつきませんな・・・。これ以上やったらどんな悪いことになるか、ってぇんで、松太郎も竹吉も、
「・・・はい、ここでお開きで~す」
って言わざるを得なくなりやして・・・。
言うか言わないかのうちに、身支度を整えるのもそこそこに、そそくさと二人は帰ってしまいやした。

こうして最悪のところでお開きになってしまったんですが、式も終わっているのに気づかない梅三郎、ブツブツと続けやす・・・。

「え? これで違うのか?・・・待てよ・・・。なったなった蛇になった・・・当家の婿殿蛇になった・・・だろ?・・・で、何蛇にな~られた?・・・炊飯ジャーにな~られた・・・。なんか違うな・・・」

最初のうちのこんなのはまだ奥ゆかしかったんですが・・・。

「あれ? 変だな・・・。なったなった蛇になった・・・当家の婿殿蛇になった・・・何蛇にな~られた?・・・カルト教の信者にな~られた・・・あれ? これもおかしいなぁ」

「あ、わかった! ギブミー、モア、ワンチャンス・・・、なったなった蛇になった。当家の婿殿蛇になった。何蛇にな~られた?・・・重症患者にな~られた・・・? これじゃ、仲人と同じようなものだし・・・」

それにしても式が終わった後の独り言でよかったですな。
こんなこと、式の最中に言ってたら、それこそ袋叩きにあいかねませんですな。

とにかく、一人でぶつぶつと言ってやして。

「なったなった蛇になった・・・当家の婿殿蛇になった・・・何蛇にな~られた?・・・長者にな~られた!」

やっとのことで正解が出た頃には、あたりはもう真っ暗で。

「え? 誰も聞いてないの?」

と、そこへやって来た警備員さんが一言。

「あの・・・もう、式場、閉めたいんだけど・・・^±^」

その後この「松竹梅」トリオ、二度と冠婚葬祭には呼ばれなかったという、バカバカしい・・・「松竹梅」ってぇ一席でした。

m<●>m!
 

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お家寄席99・反魂香

さて、今日は「反魂香(はんごんこう)」の一席です。

久しぶりに古いパソコンをひっくり返してみたら、なんと「お家寄席」のネタが出て来ましてね。
こいつぁラッキー、ってわけでしてな。
早速、あっしこと、粗忽亭長兵衛(そこつていちょうべい)がしゃべらせていただきやす。
世の中、コロナウイルスの影響で、パンデミックでどこにも行けないんでしょうから、お暇でしたら、おつきあいくださいやし。
・・・こちらは、平成18年9月17日の作品です。薬の噺で、クスリとお笑いください。

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えー、今日は前回お話しました「反魂香(はんごんこう)」ってぇ落語でして・・・。

いよいよ今日が99作目ですな。^±^ノ
記念すべき100作目、何にしようか迷ってやして。
平凡な噺になるんでしょうが・・・。

今日は薬の噺ですが。薬はいいもんですな。っていうのは、あっしだけかもしれませんがね。
丸薬・・・昔は苦いものと決まっていたんです。
それを考えると、最近のはほとんどドロップのようなもんで・・・。浅田飴、うまいですな。それから肝油ドロップってのも、子供の頃親に内緒で2粒までっていうのに、5粒も6粒も食べてよく怒られましたな・・・。

カーン、カーン、カーン・・・

秋の夜長、また隣の家から妙な鉦(かね)の音が・・・。八五郎の長屋の隣の坊主が叩いてるんですな。

長屋の八五郎、いつもこの音に悩まされておりやして。

「まったく、ここ毎日だよな・・・。迷惑な鉦だなぁ。うちの子供たちもおびえて便所にも行けねぇんだよ。そうだ。今日こそ注意してやろう・・・こんばんわ! こんばんわ!」
「やあ長屋の八五郎さん、なんですかな、こんな夜分遅くに・・・」
「なんですかじゃねぇよ。お前さんのところのカーン、カーンってぇ鉦の音、なんとかならんのか?」
「ああ、これはこれは。夜分失礼申した。お耳障りで申し訳ない・・・。昼間は托鉢に出ているんですが、夜は亡くなった妻の回向(えこう)をしてるんです」

回向ってぇのは、線香や花を手向(たむ)けたりする、いわば供養ですな。
この音の正体は、供養のための鉦だったわけですな。

「で、その回向って・・・、お坊さんの妻ってぇのは?」
「新吉原は三浦屋の高尾太夫(たかおだゆう)です」
「なに? 高尾太夫だって? 嘘言うねぃ! 高尾太夫っていえば仙台さまがぞっこんした花魁(おいらん)だぜ! 身上を全部出して見受けを出したが首を縦に振らなかったんでぃ! なんでかって言ったら、島田重三郎ってぇ色男がいるからって、首を縦に振らなかったんだぜ!」
「そうだ。確かにその島田重三郎は、私だ。私も元は因州は鳥取の浪人でな。今土手の道哲(どうてつ)を名乗ってこの姿じゃよ」
「じいさん、嘘を言っちゃいかんよ!」
「いや、実じゃ」

よく見るってぇっと、元は風格のある顔・・・だった・・・ように見えたりしやしてな。

「で、まあまあ、お前さんが島田重三郎・・・。で、それはともかく、なぜ鉦(かね)を叩いておる?」
「お話しするのも涙なんじゃが・・・。江戸で仕官をするうちにひょんなことで三浦屋に行くことになって、初めて逢ったのが高尾太夫・・・。何の因果か見つめる目と目、触れ合う手と手・・・。二度三度と時を重ね・・・。末は夫婦と約束したその起請(きしょう)がわりによこしたのがこの反魂香・・・。この香を火にくべると高尾太夫の姿が現れる・・・」
「へぇ・・・。本当ですかい?」
「よろしいか? では、実際、この香炉(こうろ)に入れてくべてみますゆえ、他言はしないようにな」

実際くべてみますってぇっと、あらあら不思議・・・。煙がスーッと上がって、高尾太夫の姿が・・・。

「そちゃ女房、高尾じゃないか」

八五郎、実は女房の梅に死に別れてたんで、この香が欲しくなったんですが、どうしても分けてやれないって言われやして。

「ヘン! いらねぇや! しみったれめ! そんなの薬屋に行って山ほど買ってくるから覚悟しとけよ!」

で、薬屋へ行ったんですが、「反魂香」という名前を失念しちまいやして。
どうしようかと、ひょいと壁を見てみると、薬のお品書きがずらっと並んでやしてな。

「えーと・・・。なんだったっけなぁ・・・。すもう膏薬(こうやく)? こんなんじゃねぇな・・・。大体色気がねぇもん。正露丸? これじゃ、死んだ女房が腹下してそうだな・・・。伊勢浅間の万金丹・・・。これは前に落語でやった・・・あの万金丹か・・・。これじゃねぇな。惜しいなぁ。・・・越中富山の反魂丹・・・。反魂・・・丹? これだ!
反魂丹キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
これをあるだけくれってぇんだ。ちくしょうめ!」

反魂香ならぬ、反魂丹をあるだけ買い占めやして・・・。
早速家に帰って、香炉はないんで火鉢の中に反魂丹を入れて火をくべ、早く出て欲しいんで、うちわで扇(あお)いでますってぇっと・・・。

これがスーッとはいかない。
もはや、まっすぐなけむりじゃありませんですな。ひねくれた入道雲のようなのが、たちまち、

モクモクモク・・・^±^ノ

「ご主人様! お呼びですか?」

なんか、アラジンってぇより、ハクション大魔王が、
「ご主人様~」
って出てきそうな煙が・・・。
その後アクビ娘が、
「オトタマ~」
って、出そうな、そんな怪しい煙が・・・。

ソレカラ、ドーシタノ・・・^±^

・・・これだけは言えやすな。まあ、絶対に高尾太夫が出ないような煙でして。

「そちゃ女房、お梅じゃないか・・・、って・・・まだ出ないな・・・」

ま、ま、お梅はこんな煙でも出そうですがな。
タブン・・・^±^

煙がもうもうとしてるのに、なおも出そうな気配がないんで、八五郎、全部反魂香・・・いや、反魂丹をくべやして・・・。

ヲイヲイ・・・ゼンブクベンナヨ・・・^±^

「そちゃ女房、ゴホゴホ・・・お・・・ゴホゴホ・・・お梅じゃ・・・ゴホ、ないか・・・」

こうなるってぇっと、根性ですな。

もう部屋中煙だらけで、バルサンを仕掛けてる状態・・・。
どこがどこだかさえわからねぇ・・・。x±x
ゲホッゲホッと咳き込みながら、なおも扇(あお)いでるってぇっと、煙の向こうから、

「ちょいと、八っあん・・・」
って声が聞こえてきやして・・・。
ここぞとばかりに、八五郎。

「そちゃ女房、お梅じゃないか!」

八五郎、大声で言うってぇっと、

「いえ、あたしゃ隣のおさきだけどね、さっきからきな臭いがするけど、ひょっとしてお宅のとこ、火事じゃないかい?」

・・・99作目のオソマツ~x±x

・・・オアトガヨロシイヨウデ・・・。

(ご挨拶もそこそこ、さっさと座布団を返してコソコソと高座を降りる、粗忽亭長兵衛の姿が・・・)

キナクサイ、キナクサイ・・・^±^
 
m<●>m!
 

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

お家寄席98・包丁

さて、今日は「包丁(ほうちょう)」の一席です。

久しぶりに古いパソコンをひっくり返してみたら、なんと「お家寄席」のネタが出て来ましてね。
こいつぁラッキー、ってわけでしてな。
早速、あっしこと、粗忽亭長兵衛(そこつていちょうべい)がしゃべらせていただきやす。
世の中、コロナウイルスの影響で、パンデミックでどこにも行けないんでしょうから、お暇でしたら、おつきあいくださいやし。
・・・こちらも、平成18年9月16日の作品です。

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今回は、ちょいと物騒な、包丁を振り回す落語でお楽しみいただきたいと思いやす。

世の中、物騒になりやしたな。
小学生ですよ。小学生が、ちょっと何かを言われただけでナイフを振り回したり、すぐにキレたり・・・。

物騒に・・・と言いたいんですが、どうやら大人の世界には包丁を振り回すことが、落語の世界ではあったようで。

あっしも、もうじき100作の記念というときに、こんなんやっていいんでしょうかねぇ。

まあいいか。
やっちまったものはしょうがないんで・・・。^±^

ああ。反魂香にしとけばよかった・・・。x±x
どっちみち、すごい落語なんですがね。^±^

なんて、続けますがな。世の中にあり得ねぇってんで、落語になったんですよ、あくまでも・・・。

久治が友人の寅と久しぶりに「相談話」を持ちかけ、会ってたんですな。
会ったのは会ったんですが、なんか浮かねぇ顔でして。

「おう、鰻屋がある。ここに入ろう」
「久治、久しぶりだな」

ちょうどそこに鰻屋があったんで、そこの個室を借りやして・・・。

「なあ、寅。今日は俺のおごりだ。何でもうまいもんでも食ってくれ・・・とは言っても、酒と鰻しかねぇが・・・」
「なんだよ。どういう風の吹き回しだよ。なんか気味が悪いよ。・・・まあ、じゃ、ごちんなるけどさ、で、そのさっき言ってた相談ってなんだよ」
「・・・実はな、俺には清元のお師匠をしてるおあきってのがいるんだけどさ、」
「お前は俺と違って、男っぷりがいいからな」
「ところがな、ちょっと前に別のんが出来ちまってさ、オツな関係になっちまったんだよ・・・」
「えー、そいつはよくねぇな。で、どうするんだよ」
「そこで、相談なんだが、お前よ、俺の友達で久々に訪ねたってことにして、家に上がってちょいと一杯引っ掛けててもらいてぇんだ・・・」
「誰ん家(ち)に?」
「俺は今、おあきのところに入り浸ってるからよ・・・」
「ああ、そりゃダメだ。大体赤の他人が簡単に家に上げてくれるか? しかも相手は清元のお師匠だろ? 堅物だよ・・・。断るよ」
「だからよ、子供の時分からの、兄弟同様の仲だって言ってくれりゃ、お前の噂は流してるんだから。それから、ちょっとの間、待つだけですとでも言やぁいいからさ・・・」
「まあ、会ったのも久々だからな・・・。かまわねぇけどよ、そのおあきって、歳はいくつだい?」
「歳は31よ・・・。年増盛りだぜ」
「31で年増かい? お前はそんなこというから、ブログのコメント欄が炎上するんだよ、こないだだって、ツイッターが炎上したばかりじゃねえか」
「いいじゃねえか、ほっとけよ、話を本題に戻せよ!」
「で? そのあとはどうするんだい?」
「まあ、そのとおり堅物だから、一杯引っ掛けてったって、酒なんか出すわけねぇからさ。酒はここの隣の酒屋で買ってって欲しいんでぃ。清元ん家は、この店を出て、突き当りを右に出てまっつぐだぜ。魚屋のまん前だ。で、酒を飲むにゃつまみはいるだろ?」
「・・・つまみか?」
「つまみは台所の上げ蓋をあけると、糠みその壷があるからこれをかきまわすと、ぬ中になすびの漬物があるし、二番目の引き出しにゃ船佐の佃煮があるから、それをおかずにしてろ。で、すきを見て女の袖をちょいと引いてくんねぇ。そうやってる間に俺が、
『このアマ! 俺の留守にこんな野郎を引っ張り込みやがって!』
って毒づくからさ・・・」
「ええ? で、その報酬がこの鰻? おりる・・・おりるよ。物騒すぎらぁ。食い物割勘にしようぜ」
「おい、話は最後まで聞けよ。何もお前に食いついたりしねぇ。で、お前は家を飛び出して帰ってろ。俺はこのいざこざをなんとかして、おあきを田舎芸者にでも売っぱらってその儲けを山分けって・・・どうだ!」
「いや・・・。そりゃあ、久治だから協力はするよ。協力はするけどさ、うまくやれるかなぁ・・・」

悪い相談が持ち上がりやして。
早速実行に移すんですが、そうはうまくはいきませんな。
おあき、美人ですが、思ったとおり堅い堅い・・・。^±^

一応、つまみを・・・とは頼んだんですが、案の定出てきませんな。

「わかってるよ・・・。台所の上蓋をあけると糠みその壷になすびの漬物があって、戸棚の二番目の引き出しに船佐の佃煮・・・と、ほ~ら、あった」

いくら友人でも、他人の家の台所を勝手に探られちゃ、おあきに限らなくても、いい気持ちはしませんな。
あ。(゚∀゚)ノ!☆
だから台所は「勝手」っていうのか。

おまけに、無理矢理おあきの体に触ったんで、

「なにすんのさ!」

バチーン!x±x

平手打ちですな。x±x

「うちの人の留守にきて、図々しいったらありゃしないよ! それにお前さんは女をくどく顔じゃないよ」

ここで、ズン! ときましたな。^±^

寅、自慢じゃねぇが、もてたこともねぇんで、トラウマになってたんですな。

「な・・・な・・・」

狼狽(ろうばい)してたところへ、

「女を口説くんなら、もっと気のきいた顔をして出直してこいってんだ、このすっとこどっこい!」

とうとう、キレやしてな。

「なんだと、すっとこどっこいだと? こっちだって頼まれてやってるんでぃ!」
「ばかばかしいことをお言いでないよ。誰がそんなことを頼むんだよ」
「誰って、おめぇの主の久治だよ!」
「おや? そうですかい?」
「ふん! ふざけてると思ってやがんな? いいか落ち着いて聞けよ! じゃ、何ではじめて上がった家に、なすびの漬物や船佐の佃煮を言い当てられるんだよ! そのうち、久治が包丁を持って上がりこんでくらい! お前さんを売り飛ばしてやろうって寸法よ」

冷静に考えるとそうですね。千里眼じゃあるめぇし、台所の中のもんなんてわかろうわけもねぇ・・・。

「畜生・・・。あの人にはずいぶん尽くしたのに、そんな薄情な男だったとは・・・。悔しいじゃないか・・・」
「今更遅いやい!」
「ねえ、ものは相談なんだけど・・・」
「なんでぃ!」
「どうかしら? こんなあたしだけど内輪になっておくれでないかい。こうなったら久治に赤っ恥をかかしてやりたいんだよ」
「そうだな。考えれば久治が一歩的に悪い。この寅、心得た!」
「まあ、寅さん~」^±^ノ

様子が変わりましたな。そこへ久治が包丁を持って、

「亭主の留守に~!」

と、包丁を床にブスッと刺したまではいいが・・・。

「全部お見通しだよ、お前さん! もう愛想尽き果てた・・・。」
「な、な、な、寅・・・てめぇは~`±´」
「久治、よくよく考えたらお前が悪いよ」
「あたしゃね、この寅と一緒になるんだ。お前みたいな不実の人は金輪際ごめんだよ。二度とうちの敷居をまたぐな!」

一旦家を出た久治だったんですがな、二人に追ん出されたから、久治、頭に血がかっと上り、

「やい、さあ、出しやがれ!」
「何を出すのさ!」
「さっきの、床に刺した出刃包丁よ!」

これには、寅も黙っていねぇ。
「やいやい。久治! てめぇ誰かに知恵をつけて戻ってきやらったな! よーし。俺も男だ! 出刃包丁ならここにあらぁ。さあ、刺すなり何でもしやがれ!

啖呵(たんか)を切るってぇっと、
「な~に、斬るわけじゃねぇ!」
「じゃ、どうしようってぇんだ!」
「表の魚屋に返しに行くんでぃ!」

物騒でしたが、最後はグズグズでしたな。^±^
「包丁」ってぇ一席でした。

m<●>m!
 

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

お家寄席97・素人鰻

さて、今日は「素人鰻(しろうとうなぎ)」の一席です。

久しぶりに古いパソコンをひっくり返してみたら、なんと「お家寄席」のネタが出て来ましてね。
こいつぁラッキー、ってわけでしてな。
早速、あっしこと、粗忽亭長兵衛(そこつていちょうべい)がしゃべらせていただきやす。
世の中、コロナウイルスの影響で、パンデミックでどこにも行けないんでしょうから、お暇でしたら、おつきあいくださいやし。
・・・こちらは、平成18年9月14日の作品です。 夏向きの内容になってますが、ご了承くださいやし。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

素人鰻ってぇ落語で・・・。
えー、これから涼しくなりまして、熱燗のおいしい季節になりますな。
まあ、夏は夏で、
「ビールのおいしい季節」だなんて言いますから勝手なものでして。

酒がお好きなのは結構ですが、飲みすぎにはご注意したいですな。ましてや、酒乱なんてぇのは感心しませんな。

女子高生に、痴漢をした教授が捕まったりして、捕まったとき、
「酒を飲んでて、わからなかった」
なんて、これも酒乱の一種でしょうな。

酒を飲んでてわからなかったなんて言っても、この教授、前も同じ罪で捕まったんですが・・・。
まったく、呆れやすな。
懲りねぇっていいやすか、まだ教授をやってたってぇのも、おったまげやしたな。

とにかく、酒乱・・・。
あれは周りをやきもきさせますからな。一緒に飲んでる人はいい迷惑です。知らないのは本人だけで、暴れてるんですがな。

それでも周りはしゅらん(酒乱)顔なんて出来ませんからな。
・・・なんて、これが言いたくてお客様を引っ張りまわしたわけで・・・。
これで、
「お後がよろしいようで・・・」
なんて引き下がったら詐欺ですな。^±^

さて、話が変わって、こちらは江戸時代から明治維新にかけての話なんですが、徳川家の瓦解(がかい)により、つまり、徳川家崩壊ってことで、一番困ったのは武士・・・。
なぜなら昨日まで一番威張れてたのが、いきなりリストラですからな。

ところで、リストラってぇのは、この士族が謂れなんですよ。
「今までトラのように威張ってたのが、今じゃリスのようにこそこそしてる」
・・・ってぇんで。
あ。信じないでくださいやし。落語家は千に三つのことしか本当のことは言いませんからな。

とにもかくにも、士農工商の分け隔てが四民平等になりやして。
しかも、このままじゃ明日から食っていけねぇからって、商売に鞍替えをしたところで、所詮は付け焼刃ですからな。

それこそ、昨日まで、
「無礼者! お手うちにいたす!」
って威張ってたのが、今日からは、
「まあまあ、お客さん。うちの店で手打ちそばでも・・・」^±^
なんて、突然もみ手なんて出来ませんですな。

で、士族がこんな職人さんなんかになるのを皮肉って、士族の商法とかけて、「子供の月代(さかやき)、泣き泣きする」なんてのがありますが。
月代ってぇのは、昔は、今と違い、髷(まげ)を結うために真ん中の髪を剃りこんじまうんですな。それを言うんです。
まあ、子供は髪を切られるの、嫌がりますからな。泣いて逃げますが、いずれ捕まっちまいやして、結局剃られるわけでしてな。
士族も、泣く泣く商売替えをしなけりゃならねぇってわけで・・・。

ある士族、中村某(なにがし)が往来を歩いてるってぇっと、鰻割(さ)き職人、つまり鰻をさばく職人さんであります神田川の金に呼び止められましてな。

「旦那、旦那・・・」
「おぅ、金ではないか」
「お久しぶりでございます」
「おう、金。実はな、拙者(せっしゃ)、もう士族ではやっていけない折り、商売替えしようと思ってな・・・、汁粉屋でも始めようかと思うんじゃが・・・」
「旦那、汁粉屋ですか。ほう、いい商売で・・。しかし、汁粉屋は儲かりませんよ」
「ほう、どうしてじゃ?」
「汁粉屋は儲かっても汁粉とせいぜい団子くらい・・・。そうだ。鰻屋なんてどうでしょう? 鰻屋なら、鰻で売れる、酒で売れるで、儲かりますよ。で、ものは相談なんですがね、いっそのこと、あっしを雇ってみてはいかがでしょうかねぇ」
「おお、そうか・・・。そうしてくれるとありがたい・・・が、やめておこう」
「へぇ? どうしてですか?」
「金。お前はいい職人なんだが、酒の上が悪い。いつも酒で乱れる・・・。だから、やめておこう」
「旦那様。じゃ、こうしましょう。あっしは確かに酒乱だ。だから、これから三年間、讃岐(さぬき)の金毘羅(こんぴら)様へ行って酒を断って旦那様にお仕(つか)えしやしょう」
「金。そうか? 酒を断ってお前さんが手伝ってくれるか? それはありがたい。お前さんは酒以外なら立派ないい職人なんじゃ。じゃ、早速始めるか? 酒を断つなら給料もはずむぞ・・・」

で、早速商売を始めやして。一日目から商売繁盛。

士族の仲間であり、麻布の旦那っていわれる人が店を閉める間際にやって来やしてな。

「お、中村氏(うじ)。お主がかような商売を始めるとはな。しかし、よくぞ、商売がうまくいったなぁ」
「実は、神田川の金が、この店を手伝ってくれて・・・」
「さようか・・・。神田川の金が・・・。金? ああ、あいつは酒の上が悪いぞ」
「はあ、それは百も承知。金が、酒を断ってやってくれるっていうんで」
「そうかそうか。酒を断つか。じゃ、今日だけあいつに飲ませてやろう。おおい、金」

すぐさま金が呼ばれやして。

「へい、あ。これはこれは麻布の旦那。いらっしゃい」
「おい、金。お前さん、酒を断って商売してくれるんだってな」
「へい、さいでがす。あっしゃ酒の上が悪いんで旦那様にご迷惑をかけちゃいけねぇと思いやして・・・」
「えらい! しかし今日はめでたい日だ。どうじゃな? お祝いの酒ということで」
「いえ、いけません。今日もうすでに讃岐の金毘羅様に行って酒、断っちゃった・・・」
「そうか・・・。残念だな・・・。まあ、無理やり勧めることは出来んなぁ・・・」
「・・・へっへっへ。・・・麻布の旦那様。あっしは讃岐の金毘羅様で酒は断ちましたがねぇ・・・。まあ、神様はまだ今日は讃岐に着かないでしょうから・・・。開業祝ですし・・・。少しだけご相伴(しょうばん)に・・・」
「そうかそうか。じゃ、たんとは飲ませんぞ。湯飲みに3杯だけだ。どうだ?」
「へぇ、結構で・・・」

しかし、酒飲みこそ信じられねぇものはありませんですな。3杯が4杯に・・・。4杯が5杯に・・・。酒がすすむうちに金のいつもの悪い癖がむくむくと顔をもたげやしてな。

「・・・ヒック。・・・やい、旦那。・・・ヒック・・・このだんつく!」
毒づき始めやしたから、もうたまったもんじゃございやせんな。

で、酒を飲む前の約束を確認する気で、
「お主。ちと飲みすぎじゃぞ。湯飲みで3倍までと、約束したではないか」
なんて言ったらてぇへんで。

「ヒック・・・。て、てやんでぃ! しみったれたこと言うなぃ!」
金、とたんに毒を吐き出しやして。

「あっしゃぁな、・・・ヒック・・・子供ん時から小遣いもらっちゃぁ。おやつの芋の代わりに酒屋へ行って酒をキューっと、やっちまったんでぃ! それをなんでぃ!・・・ヒック・・・ちくしょうめ!・・・ヒック・・・開業の、お、お・・・め、めでてぇ席じゃなねぇか!」

ガッチャンガッチャン!

茶碗だの徳利だの、そこらじゅうにあるものをひっくり返し、割っちまいやして。

そうなると相手も元武士ですからな。
売り言葉に買い言葉。このやり取りにたまらず中村氏も、
「出てけ~!」

金も、
「出て行くとも! こんな店、つぶれろ~!」

翌日、困ったのは中村氏でして。女将(おかみ)が、
「旦那様。いまだに金が帰ってまいりません。どうしましょう? 魚切れの札を出しましょうか?」
「じゃ、しょうがない。口入屋(ハローワーク)に行って職人を探すか・・・」
「口入屋に行っても、数日から数ヶ月待つことになりませんで、どうにもなりません。どうしましょう・・・」
「弱ったなぁ・・・」

で、ちょうどそこに金が浅草の吉原から馬を引っ張って戻ってきたんですが、金はすっかり酒が冷めて顔面蒼白で、
「・・・旦那様。あっし、旦那様に毒づいたと・・・。申し訳ありません・・・。それから吉原の馬代も、必ずお返しします・・・。これから心を入れ替えて・・・。仕事に精進しますんで・・・」
平身低頭に謝りやして・・・。

まあ、中村氏も金がいないと困るんで、本来は、金にとっても帰れた義理ではないんですが、鷹揚(おうよう)な旦那で、
「・・・もうよい。これからは気をつけろよ・・・」
ってことになりやして・・・。

しかし、その日、翌日、一週間くらいはまじめに働いた金でしたが、ある日、夜中に台所でゴトゴトと音がするんで、旦那がねずみかと思って覗いてみると、金が一升瓶を抱えてたんで、
「出て行け~~~!」

またまた元の木阿弥(もくあみ)・・・。

その次も同じ様な事件がありやして、仏の顔も三度でしてな。

「女将(おかみ)、金はどうした?」
「金は、恐らくもう戻れませぬ」
「戻れませぬって、どうするんじゃ・・・」
「品切れのお札を・・・」
「もういい! 拙者が鰻を割(さ)く」
「でも、旦那様。ミミズを見るのも嫌だとおっしゃった旦那様が鰻を割けるんですか?」
「割けるか駄目かはやってみないとわからん」

こんな日に限って、お客様はたくさん来るんですな。
これは粗忽亭の落語と一緒でしてな。口の調子の悪い日に限って、お客様がいっぱい・・・。
例によって、今日も・・・。^±^;

「いや、拙者も、金の捌(さば)きを横から見てたでな。それにしても鰻、なぜ逃げる・・・。糠(ぬか)をかけろ! 糠・・・糠!」

糠をかけたんで幾分か鰻をつかみやすくなったんですが、それでも相変わらず逃げる逃げる・・・。
右手で首をつかんでもするっと逃げるんで、今度は左手で首をつかむ・・・。しかし鰻はするり・・・。

「旦那様。鰻をつかんだまま、どちらへ行かれるんですか?」

「わからねぇ・・・。前に回って、鰻に聞いてくれ!」

「素人鰻」ってぇ落語でした。
 
m<●>m!
 

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

橘家円蔵師匠の訃報。x±x&七面堂

2015年10月7日、8代目橘家円蔵師匠がお亡くなりになりました。+±+
満81歳没。心室細動による死去でした。

8代目橘家円蔵師匠は、本名が大山武雄さん。前座は橘家竹蔵、二つ目では橘家舛蔵と名前を変えました。
真打に昇進した月の家圓鏡(月の家円鏡=つきのやえんきょう)の頃から人気者で、初代林家三平師匠が「ヨシコさん」といえば、円鏡師匠は「セツコさん」を押し出していました。
「ヨイショ!」というのが口癖、「お笑い頭の体操」のレギュラーとして活躍、またCMでも「メガネ曇っちゃった」ってのもありましたね。
「眼鏡スッキリ曇りなし、料理すっかり食う物なし」かよ!(゚Д゚)ノx±x
あと家電のCMで、「もう、暑くて暑くてクーラクラです」ってのも。^±^;

あとラジオでも活躍してましたね。
「ハッピーカムカム」ってのもやってました。^±^;

得意の演目は、「火焔太鼓」、「穴どろ」、「うなぎの太鼓」、「らくだ」、「寝床」、「死神」、「道具屋」、「湯屋番」、「反対車」、「猫と金魚」、「船徳」など。

また、独自のものでは、「七面堂」。
これは円蔵師匠以外、聴いたことがありませんね。^±^;

では、せっかくですから、その「七面堂」の一席を・・・。

~~~~~~~~~~~~

本所の七面堂に入った泥棒さん。木魚を盗むと、身体が固まって動けなくなります。
そこでみんなが担いで七面堂に連れて行き、拝むとたちまち治ります。
「ナンミョウホウレンゲキョウ、ナムアミダブナムアミダブ・・・」新人は自由ですからいろいろです。
中には何も言わないかったりして・・・、それは何だといったらPL学園だったりして。
それからが大変です。
泥棒が直った話がたちまち世間に伝わり、七面様が治したんだ、と、ご利益にあやかり、参詣人が増えます。
そして寺は儲かっていきます。
そうなると、お賽銭もたまり、お水堂を寄付しましょう、本堂を寄付しましょう、と。
一介の寺男も、いきなり出世して、住職。
そうなれば、おかみさんももらいます。また、お妾さん(おめかけさん)もできたりして。
ねだられちゃったりして。
縁日もできて、何百、何千人、何万人と参詣人。
啖呵売(たんかばい)も来るようになって、ドンドンと賑やかになります。
「諸君に集まってもらったのはほかでもない、この線まで入れ、この線まで・・・。
前の人はしゃがんで・・・。あ、お姉ちゃん、しゃがむんじゃない、パンツが見える・・・。
さてお立会い、私がこの客を見ているうちに、この中にスリが2人いる・・・。
そら、言わんこっちゃない、今逃げ出そうとしてるのがスリだよ」
光陰矢のごとし、月日が経つのは早く、十年後・・・。
寺男が住職になって、千両箱を枕に寝るようになった頃、押し込み強盗が入ります。
「銭を出せ!」
住職は、
「これこれ、待ちなさい、その刃物を下げて、幾ら必要なんだ」
「千両出せ!」
「たわけたことを申すな、十両盗んだら首が飛ぶ、百両で手を打たないか」
と、よく見ると、十年前に七面倒に入った泥棒。
「お前は、身体が動けなくなったとき、皆が寄って助けたじゃないか。それなのにまた盗みに来るとは・・・。
お前のようなもののことを恩を仇(あだ)で返すというのだ、びた一文やらないぞ」
「黙れ黙れ、それはあの時、俺が一芝居売ったのさ。貧乏寺が、今ではこんなに大きくなったのを読んでたのだ」
「たいした泥棒だ、気の長い泥棒だ、たしかに、あのときにお前さんが泥棒に入らなかったら貧乏なままだった・・・。では五百両出そう」
「いや、千両だ」
「五百両に負けてくれ」
「千両だ」
と言い争ってるうちに、そこにいた寺男、
「まあまあ、お二人さんとも、そんな、七面倒(しちめんどう=七面堂)な話・・・」

いえね、これがサゲなんですがね。^±^;

それじゃ納得しないお客様には、もうひとつサゲがありまして。^±^;
まあ、サゲを二つ言うのは邪道なんですがね。^±^;

「たいした泥棒だ、気の長い泥棒だ、たしかに、あのときにお前さんが泥棒に入らなかったら貧乏なままだった・・・。では五百両出そう」
「いや、千両だ」
「五百両に負けてくれ」
「千両だ」
「わかった、千両出そう」
泥棒さん、よっこらしょ、と担ぐと、その重みで、
「あ、いけねえ、体が動かなくなっちゃった・・・」
すると、住職、
「この野郎。また十年後に二千両を盗もうとしたって、そうはいかねえ・・・」

好きなほうのサゲを持ってってくださいやし。^±^ノ

~~~~~~~~~~~~

高座では、調子よく「トントントントーン」(円蔵師匠ご自身も、この言葉をよく口にしてた)と、「立て板に水」のような、小気味のいい噺を得意としてましたがね。

とにかく人を笑わせるのに命を懸けてましたね。
本題も面白いけど、マクラといいましょうか、そのアドリブがものすごく巧みでした。
「反対車」の高座で、「うけさせるためには手段を選ばず!」なんて言っては江戸口調で落語を演じていました。
また、お金に縁のある落語を好んで演じていた気もします。^±^;
そのとき、必ずといっていいほど、奥さんを引き合いに出します。^±^;
たとえば、「死神」、「火焔太鼓」、「湯屋番」など、奥さんが出てくる落語を演ずるところでのマクラでは、「女房ってどうしてお金がないとああやって文句を言うのかねえ・・・」などと愚痴ったりして。
また、新しい落語を開拓するのも好きで、「寝床というお題目で、寝床から鰍沢、鰍沢から弥次郎、弥次郎から子別れと・・・」、ひとつの落語で二十席以上も演じたことがあります。
それとほかの落語家の隠し話をするのも得意でした。

「お腹の皮が背中の皮とくっついちゃってるよ、♪チンチン、次は須田町(昔の都電)・・・なんていってるよ」(火焔太鼓などいくつかの落語でも)

そうそう、火焔太鼓では古典落語に新作の落語を入れてました。
「だから新聞でたたかれた・・・」(火焔太鼓)

彼の父も面白い人らしく、「子供は風の子だい、表へ行って遊んでろ、勉強なんてするんじゃない、って、宿題をやらずに学校へ行くと廊下に立ってろ、と立たされるんですよね。それで50メートルぐらい先を見ると、姉ちゃんも立たされてるんですよね。お互いにっこりと手を振ったりして・・・」(穴どろ)

「あたしゃね、あんまり長いことしゃべると同じことを二度言うことがありますからね。聞いたら聞いたって言ってくださいね。円蔵聞いたぞ、とおっしゃってください、我慢しろといいますから。誰が妥協なんてするもんですか」(穴どろなどいくつかの落語で)

「『実は、うちのオタフクが若旦那のこと言うんですよ』。『え、何? お前んとこのオタフクが、俺の悪口言うの? 別れちゃえ、別れちゃえ、俺が手続きとってやるから』」(湯屋番)

「『居候、足袋の先から、爪を切り』、なんてね。これはあたしでも経験があるんですよ。お客さんは経験ないかもしれませんが・・・。足袋ってのは、一番先に傷むのは親指の爪の先なんですよね。だから足袋を脱がなくても爪を切れちゃうんですよね」(船徳)

「空き巣が入りました。大きな荷物を持って、逃げようかなと思ったらそこのうちの人が帰ってきて、いけないっ、裏は行き止まり、しょうがない、台所の縁の下に入ってると、そこの奥さん、『荒らされてるわね、猫かしら・・・』。そこで、泥棒は猫になるしかない・・・。『ニャーオ、ニャーオ』と鳴くと、『猫じゃないよ、犬だよ』とご主人。泥棒、『ワワワワワーン』、『いや、犬じゃないわよ、私、ワニだと思うの』というと泥棒先生、縁の下から顔を出して、『あのー、お尋ねしますが、ワニはどうやって鳴けば・・・?』、『泥棒だ!』、窮鼠返して猫を食む(はむ)、ニワトリも追い詰められて五尺飛び、てなわけで、蹴破って裏へ行くと、裏は池。水練に心得のある泥棒さん、池の真ん中まで行くと杭があって、暗闇の中、それにつかまってる・・・。家の人、『あんなところに休んでるよ、畜生、杭だか泥棒だかわかんないよ、この竿で突いてやろう、杭か、泥棒か、杭か、泥棒か』、って突く(つつく)ってぇと、杭につかまってる泥棒が、『クイッ、クイッ』と・・・。うけるうけないは別として、あたしゃ、この噺は好きなんですがね」(七面堂・穴どろ・反対車など)

「『あたしの車、古いって勲章もらってるんだから、座っちゃダメ、座っちゃダメ。そこスプリングがあってお尻をパクッと噛みますよ、スプリングイズカム」なんてね・・・』、『この野郎、三平クラスのしゃれを言いやがって・・・」(反対車)

「どいたどいたどいた、あ、いけない、ほら、芸者を池に落っことしちゃった。泳ぎの達者な芸者だな、池の真ん中に泳いで行っちゃったよ、ちょっと、竿持っておいで。『杭か、芸者か、杭か、っていうと芸者が、ゲイシャ、ゲイシャ』と、そんなこと言うわけないだろ、ははーん、さっきの小話がここに結びつく、当たり前だろ、無駄にしゃべるわけない、おい、芸者上げてやれ、というと、車屋、『冗談じゃない、芸者上げられるくらいなら、車屋なんかしてないや』(オチ)」・・・。(反対車、オチ)

そうそう、1円を拾っちゃダメ、って言ったのも師匠。
拾うのは5円までだとか。^±^;
しゃがんで立ち上がると、3円のエネルギーがかかるんだって。^±^;

・・・それはさておき。
彼の落語を聞けなくなると、とても残念ですわ。x±x

8代目橘家円蔵師匠のご冥福をお祈り申し上げます。v±v
 

テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ

お家寄席96・湯屋番

皆様、久々でございやす。
落語を新たにリニューアルいたしました。
今日はどんなお噺だ出ることやら、お楽しみを。^±^

さて、今日は「湯屋番」の一席です。
棟梁の家に厄介の若旦那、ひょんなことから湯屋番に就職しやすが、どうなりますことやら。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いや、お久しぶりでございやす。^±^ノ

ちょいと、網走の方へ、寒い思いをしておりやして。
なんちゅうか、ある寄席で、お客さんを一人、笑い死にをさせちまいやしてね。
お縄で御用なんざ、こちとらまっぴらなもんで、その後、身を隠して身内に居候なんぞを決め込んだんですがね、居候、あれは嫌ですな。肩身が狭い思いで、十戒の身とも言われますな。「二階に厄介(二戒に八戒)」ってことで。
でも、居候自身も気が利かないのも多いんですな。

居候、角な座敷を丸く掃き・・・

こんな川柳もありますからな。でもこんなのもまだ可愛げがあるほうでして、

居候、足袋の上から爪を切り・・・

これは居候で何もかも面倒くさくなっちまって、足袋から足の指が出てても気にしねえ、っていうものぐさな一面を歌にしたやつですが。
いずれにせよ、ろくな言い回しをされないのが居候でして・・・。

「ちょいとお前さん、どうするんだよ、二階のどんつく」
おかみさんが棟梁に今日も愚痴りますな。

「なんだってんだよ」
「二階のあの居候、何もしないじゃないのさ」
「ああ、あいつねぇ。こればかりはしょうがないんだよ。追い出すわけにゃいかんのさ。うちのお得意先の御曹司なんで、何かあると出入り禁止になっちまいそうだからなあ・・・。仕事の手間賃の一部と思って、我慢してくれや」
「だけどねぇ、お前さん。あの若旦那、居候の身のくせに威張ってんだよ。この前だってそうさ。せめてお使いに行ってくださいなって頼んだって動かないんだよ」
「そりゃ、お使いはお前さんがやればいいさ」
「だけど、ご飯だけは人一倍食べるんだよ。こっちゃあ、若旦那に気を使ってるからさ、何もいえないけど、一人多く養えるほどのお足がないってお前さんだってわかってるじゃないよ。お前さん、何とか若旦那を働かせておくれよ」
「そうだな、何もしない若旦那も若旦那だな。よし、わしの友達の柳湯で奉公人を欲しいって言ってたし、若旦那に話をしてみるか」

若旦那はその話を聞きやして、開口一番、
「女湯ありますかね?」

「もちろんありますよ。女湯のない銭湯なんてどこにありますか! 馬鹿なことを言っちゃいけねえ」
棟梁が言うや否や、若旦那、
「行く行く、行っちゃうよ! すぐに紹介状を書いてくれませんかね」

早速若旦那は紹介状を持って柳湯へ。
柳湯のご主人、それを見て、
「ふむふむ・・・。わかりました。しかし若旦那の御身で勤まりますかね。やる気は認めますが・・・。まあ最初は外回りからやっていただきやしょう」

若旦那、すかさず、
「え? 外回りですかぃ? そんな色気のないことを・・・。それより湯屋番をやらせてください」

「湯屋番は難しいよ。そう簡単じゃないんだけど・・・。じゃ、こうしましょう。試しに、とりあえず、私が食事をしてる間、湯屋番をやっていただくことにしましょう」
「か、か、かしこまりました。ゆっくり食事行ってくださいな。なんなら、帰ってこなくてもいいですから~」

若旦那、そそくさと番台には上がりましたが、客は男湯ばかり。
とどのつまり、汚いケツばかりですがね。^±^;
「あー。男湯はいっぱいだねぇ。汚ねえケツばかりだねえ。一番向こうの洗い台にいるやつなんざ、ケツにコオロギを買ってるような毛むくじゃらだねえ・・・。あーあ、色気ないなあ。それに比べて女湯のがらんとしたこと、一人も客ないないなんて。ま、そのうちあっしがここ、全部女湯にしちまおうってね・・・」

若旦那の妄想が早速番台で始まりやして。
「ま、そのうちにあっしが番台に上がってる噂が風に乗って、きれいな女がやってくるね。年齢(とし)はってえと、二十シッパチ(27~28歳)、せいぜい、三十路(みそじ)そこそこってとこだね。酸いも辛いも知り尽くした年ってとこね。
生娘(きむすめ)はいけねえな。別れるときにゃ、好いたはれたであとあとうるさいんだ。かといって乳母なんて色気がないね。ここはお妾さんの登場だね。で、女はそ知らぬふりをしてお付きの女中に、『今度の番頭さん、素敵ね』なんてことを言うんだよな。くう~。たまんねえな」

そんな若旦那の盛り上がる一方で、洗い場では、
「・・・おい、熊さん。あの番台を見ろ。今日は変なやつが上がってるね。ひとりでパーパーパーパー、なんか言ってるよ」
「なんだか面白そうだなあ、八っつあん」

こちらはまた若旦那。
「・・・そのあと、数日後、あっしが偶然、お妾さんのお宅の前を通るね。さりげなくね。そこに女中の撒いた水がかかっちまう・・・。そこに例のお妾さんがご登場だ。
『まあまあ、この間の番頭さんですね』・・・。
『番頭さんってよく覚えてらっしゃるんですね』なんてあっしがいうと、
『好きだから覚えてるんですよ』なんて直接的に言われちゃったりして・・・。
『で、今日はお風呂屋さんは?』
『風呂釜が壊れて休みなんですよ』・・・うーん色気ないな。ここはひとつ、『墓参帰りの道すがら、偶然通りかか裡まして』ってことに。
お妾さん、ここで言うね。
『まあ、お若いのに感心なこと、とにかくお詫びもしなくちゃいけないし、お上がんなさいな』
『いえいえ、お気になさらず。偶然通りかかっただけですから・・・』
お妾さん、ここで別れたくないから必死にあっしの袖を取って、
『そんな水臭いじゃありませんか・・・お上がんなさいな~』」

「・・・おい、熊さん」
「何だ?」
「あの番台、見てみろよ。てめえでてめえの袖を引っ張って、お上がんなさいとか言ってるぜ」
「気がふれたのかねえ、変な野郎だぜ」

「・・・無理に引っ張ってあっしは縁側から座敷に入るね。で、酒肴のお膳がしつらえられる・・・。
『今回はお水をかけたお詫びの印ですよ、一杯どうですか?』
『いえいえ、そんなつもりではありませんので、今日はこれで・・・』
帰ろうとすると、お妾さんがドキッとすることを言うね。
『あら、せっかく酒肴をしつらったというのに・・・。そんなに私のことがお嫌い?』
ちょいと眼を赤くして・・・。もてる男は困るね。あっしだって、そんなことはないと言うしかないね。こっちも好きだなんて野暮なことは言わねえけど。改めて、酒をやったりとったりするんだけど、女中も気を利かせて盃は一つだけ持ってきて、盃洗い(さかずきあらい)をおいとくんだよ。で、酒をたしなんだら盃洗いでゆすいでご返杯。またお妾さんが酒をおちょぼ口で飲んでゆすいでご返杯。ご返杯、ご返杯とやってくうちに、お妾さん、すごいことを言うよ。
『ああら、いまのお盃、ゆすいでなかったのよ、あなた、ご承知でしょ?・・・なんて、弱ったなあ~。ああ、弱った、弱った』」

「あの野郎、今度は番台で弱ってるぞ」
「一人で、何考えてるんだろうな、なんだか面白いから見てようじゃねえか」

「・・・あっしも遅くなるといけないからって、さて、それで帰ろうとすると、突然、やらずの雨。それがなかなかやまないんだな。そのうちに遠くからゴロゴロゴロ、ゴロゴロゴロ・・・。
『イヤ、怖いわ』
お妾さんはあっしに抱きついてくるね。あっしゃ、
『大丈夫ですよ、まだ遠いんだから』
って言ってるうちにゴロゴロゴロドスン!近くに落ちるね。いきなり落雷だよ!」

「ああ、今度は番台からおっこっちゃったよ。おい、お前さんは顔が血だらけじゃねえか」
「ああ、こっちゃ、気をとられて軽石で顔をこすっちまったよ」


そんなこんなをしているうちに、お客が若旦那をポカリ!(゚Д゚)ノx±x
「おい、どうしてくれるんだ。俺の下駄がないぞ!」
若旦那、それを聞いて、
「それじゃ、このいい下駄を履いて行けばいいよ」
「そのあとの客はどうするんだい?」
「一番最後の客は、裸足で帰します」


その裸足で帰ったのが、あっし、粗忽亭長兵衛だったってオチで・・・。
おあとがよろしいようで。m<●>m!

テーマ : こんなお話
ジャンル : ブログ

牧伸二さん訃報

ああ、やんなちゃった・・・。^±^;

牧伸二さんが2013年4月29日にお亡くなりになられました。
78歳、多摩川の丸子橋の欄干に手をかけての入水自殺というのですが。
前日の28日午後1時半に上野広小路亭で舞台に出演し、その後午後4時10分から浅草東洋館でも舞台に出演する予定だったらしいのですが、「少しお茶を飲んでくる」と言って席を立ってから、午後3時頃に喫茶店を出た後行方不明になっていたといいます。

好きな芸人さんだけに残念です。
ウクレレ片手に「やんなっちゃった節」。
そのシメのネタでは・・・。

♪あ~あ、やんなっちゃった、あ~あ、驚いた、
真珠の指輪はとってもきれい、もっときれいなマキシンジュ、
だけどあいつの頭の中は、真珠どころかパールだよ・・・φ^±^ノ

で、ここで拍手をすると、
「ここは手をたたくところじゃないよ~」
って言って終わるのが決まりでしたよね。

うちがいちばん好きなネタは、
♪いちにさんしにーにっさんし、さんにんさんし、ジャズダンス、
いまさら遅いよオバタリアン、三段腹が右左(みぎひだり)・・・φ^±^ノ
・・・ってやつですがね。^±^
それを聴いて笑ったお前も「三段腹が右左」だろうが!(゚Д゚)ノx±x

このねたも好きですがね。^±^;
♪男女混浴温泉旅行、お風呂の中はおばあさんばかり、
湯船に浮かんだ干しブドウ、それ見てキノコがしぼんでる・・・φ^±^ノ

牧伸二さんといえば、「幽霊城のドボチョン一家」の声にも出てましたっけ。
♪ドボチョ~~ン、チッチ~・・・φ^±^ノ
フランケン役ですね。がたいはいいが、動きは鈍いキャラクターでおなじみの。
電気でしびれて骨が見える、でおなじみの。^±^;…昔の漫画のパターンだよなあ
その他、ドラキュラは南利明さん、ミイラ男は広川太一郎さん、人喰いライオンは由利徹さんでした。

「三笑亭笑三のRAKUGO人生」(1988年2月版)には、落語家・三笑亭笑三(さんしょうていしょうざ)師匠が、牧伸二さんの人となりを、以下の通りかかれていました。当時のまま、抜粋です。
抜粋します。^±^…実はうちはこの出版社にいたのでした

・・・

"低能"どころか、伸二さん

『ウクレレ漫談の牧伸二君が「あ~、やんなっちゃった」でデビューしてから三十年、浮沈の多い芸能界で三十年生き抜いて来ただけでも、ものすごい。
その一つの区切りとして、これからも先も頑張ってもらう意味で、みんなで賑かに祝ってやろうじゃ有りませんか。是非おいでをお待ちして居ります。
 昭和六十二年八月 発起人一同』
という招待状が、ごく最近届きました。
芝パークホテルで十月十六日の午後六時から・・・。その発起人の連名が物凄い!!
つき合いの広さと人柄がよくわかる。一応、ご参考までに目を通して下さい。
泉ピン子・内海桂子・好江・ガッツ石松・コロムビアトップ・財津一郎・堺すすむ・桜井長一郎・獅子てんや・橘家円蔵・富永一朗・坂上二郎・藤村俊二・前田勝之助・松平直樹・二所ノ関正裕・・・と各界のトップクラスの名がズラリと揃う。その交友関係が一目瞭然です。
ラジオやテレビで行動を共にしていたころとちがって、私とはマーケットがちがうのでここ十年位は没交渉で、お互いに間接的にしか消息を聞きません。
この牧伸二がんばっちゃって・・・の会が盛会裡にお開きになることを願っています。
テレビの叩き売りで大活躍をしてから、ここ数年はじっくり話術精進に羅針盤を変えて頑張っているようです。師である牧野周一先生が楽器に頼らない漫談、つまり原点に戻ってといわれたそうだが、円熟された芸に磨きがかかれば幸いです。
決して、遅れる(ウクレレ)ことはありません。
急がば廻れで、過去にとらわれないで奮起されることが活路だという気がします。
まだまだ、私よりは十年も若く、これから十年たっても、現在の私と同じ年なのだからうらやましい限りです。

●25年前のプロフィール

フランク永井は、低音の魅力。水原弘も、低音の魅力。
村田英雄も、低音の魅力。万段の牧伸二、低能の魅力。ああ・・・
「ああ、やんなっちゃった、ああ、おどろいた」で新のんき節よろしく稼ぎまくって、廻りにいる連中がやんなっちゃったり、おどろいたりさせている牧伸二さんは、漫談の牧野周一のたった一人の弟子で、実に低能どころではなく頭のいい現代青年である。
見たところやくざの三下か、チンピラのような感じだが、当人は至って気は優しくて力無し。
東京放送の"素人寄席"に出て鐘を三つ鳴らしたのが病みつきでこの道に入り、ただ喋っていたのでは他人と変わったところがないからと、ウクレレを持って歌いはじめたのがキッカケで、今日になった。

・・・

牧伸二さんのご冥福をお祈りいたします。v±v

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