落語の筋その20・☆真田小僧
落語の筋シリーズ、無理矢理、作りました。^±^:
早い話が、あまりにもネタがないので、苦し紛れにコラムにしてあるんですがね。
今日は「真田小僧」です。^±^ノ
~~~~~~~~~~
「真田小僧」(さなだこぞう)。
子供というのは罪がないと申しますが、ついつい本音が出てしまうのも子供の性(さが)です。
ある日子供が父親に言います。
「おとっつあん、おっかさんの秘密、教えてあげようか」、と。
当然、父親としては母親の言動が気になるから、
「なんだ、何かあったのか」と、こう来ますわ。
子供は、そこで父のもとに手のひらで差し出して、
「おとっつあん、どうしても、知りたいの?仕方ないなあ、じゃあ、おあしをちょうだい、1文くれたらお話しするよ」。
父親から小遣いを巻き上げるわけです。そして濡れ場の寸前で、子供は、
「おっかさんね、その男の人を部屋に上げるんだよ、そしてね・・・」
といった後で、おもむろに手のひらを差し出し、
「はい、1文だったら話はここまで。もっと聞きたかったら2文ちょうだい」
うまく値を釣り上げてきます。
父親もその先が気になるから「高いな」などと文句を言いながらも、おあしを出します。
「でね、おとっつあん、その男の人、おっかさんのあそことか、あそことかをね、もんでるの。おっかさんね、ああ、いいわ、なんてハアハアと言いながらね、気持ち良さそうなの・・・」。
当然話はここまでで、子供は「これからは全部、最後まで話すから」と約束し、3文を要求します。
父親はどうしても聞きたいのでしぶしぶ3文を渡すと、
「おとっつあん、その男の人、あんまさんだったの。あそことか、あそこっていうのは、肩とか腰だったの、じゃあね~」
と小遣いを稼いで行ってしまいます。
ここまでをオチとする落語家さんが多いのですが、全部演じると・・・。
ある日、父親が真田幸村の話を聞いて子供に教えます。
「真田幸村が父の昌幸と出陣し、城を松田尾張守(まつだおわりのかみ)、大道寺駿河守(だいどうじするがのかみ)に取り囲まれたとき、松田の常紋(じょうもん)永楽通宝(えいらくつうほう)のついた旗を立てて大道寺側に夜討ちをかけると、松田は大道寺が寝返ったと思い込んで仲間割れをする間に真田側は危機を脱したことがあるんだぞ。それ以来、真田の常紋が。永楽通宝を六つ並べた六連銭(ろくれんせん)の形になったのだ。その知恵を考えた幸村はまだ14歳、お前は13打がえらい違いだな」
子供は、
「ふうん、おとっつあん、物知りなんだね。ところで六文銭ってどんなの?」
父親は持っていた銭で、「六文銭」の形を作るどさくさに、子供は、
「ふうん、こうなってんのか。ひい。ふう、みい・・・」
と銭を勘定するふりをして全部それを自分の懐に入れて、逃げてしまします。
父親は悔しがり、
「ああ、ちくしょう、またひっかけやがったな、今度はそれ持って何を買うつもりだ」
子供が、
「焼き芋が食べたいから、これでね、サツマイモを買いに行くの」
父親は悔しそうに、
「ああ、うちの息子も、薩摩に落ちた・・・」
~~~~~~~~~~
オチがちょっと難しいですよね。^±^;
大坂夏の陣で、徳川家康にあと一歩というところで勝てず、武運尽きて一度は大阪の武井神社で討ち取られますが、その後、豊臣秀頼を連れて、真田幸村とともに真田十勇士が薩摩に行くことになります。
この様子を「薩摩に落ちる」というのですが・・・。
ではまた、お暇なときにお付き合いください。^±^;
早い話が、あまりにもネタがないので、苦し紛れにコラムにしてあるんですがね。
今日は「真田小僧」です。^±^ノ
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「真田小僧」(さなだこぞう)。
子供というのは罪がないと申しますが、ついつい本音が出てしまうのも子供の性(さが)です。
ある日子供が父親に言います。
「おとっつあん、おっかさんの秘密、教えてあげようか」、と。
当然、父親としては母親の言動が気になるから、
「なんだ、何かあったのか」と、こう来ますわ。
子供は、そこで父のもとに手のひらで差し出して、
「おとっつあん、どうしても、知りたいの?仕方ないなあ、じゃあ、おあしをちょうだい、1文くれたらお話しするよ」。
父親から小遣いを巻き上げるわけです。そして濡れ場の寸前で、子供は、
「おっかさんね、その男の人を部屋に上げるんだよ、そしてね・・・」
といった後で、おもむろに手のひらを差し出し、
「はい、1文だったら話はここまで。もっと聞きたかったら2文ちょうだい」
うまく値を釣り上げてきます。
父親もその先が気になるから「高いな」などと文句を言いながらも、おあしを出します。
「でね、おとっつあん、その男の人、おっかさんのあそことか、あそことかをね、もんでるの。おっかさんね、ああ、いいわ、なんてハアハアと言いながらね、気持ち良さそうなの・・・」。
当然話はここまでで、子供は「これからは全部、最後まで話すから」と約束し、3文を要求します。
父親はどうしても聞きたいのでしぶしぶ3文を渡すと、
「おとっつあん、その男の人、あんまさんだったの。あそことか、あそこっていうのは、肩とか腰だったの、じゃあね~」
と小遣いを稼いで行ってしまいます。
ここまでをオチとする落語家さんが多いのですが、全部演じると・・・。
ある日、父親が真田幸村の話を聞いて子供に教えます。
「真田幸村が父の昌幸と出陣し、城を松田尾張守(まつだおわりのかみ)、大道寺駿河守(だいどうじするがのかみ)に取り囲まれたとき、松田の常紋(じょうもん)永楽通宝(えいらくつうほう)のついた旗を立てて大道寺側に夜討ちをかけると、松田は大道寺が寝返ったと思い込んで仲間割れをする間に真田側は危機を脱したことがあるんだぞ。それ以来、真田の常紋が。永楽通宝を六つ並べた六連銭(ろくれんせん)の形になったのだ。その知恵を考えた幸村はまだ14歳、お前は13打がえらい違いだな」
子供は、
「ふうん、おとっつあん、物知りなんだね。ところで六文銭ってどんなの?」
父親は持っていた銭で、「六文銭」の形を作るどさくさに、子供は、
「ふうん、こうなってんのか。ひい。ふう、みい・・・」
と銭を勘定するふりをして全部それを自分の懐に入れて、逃げてしまします。
父親は悔しがり、
「ああ、ちくしょう、またひっかけやがったな、今度はそれ持って何を買うつもりだ」
子供が、
「焼き芋が食べたいから、これでね、サツマイモを買いに行くの」
父親は悔しそうに、
「ああ、うちの息子も、薩摩に落ちた・・・」
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オチがちょっと難しいですよね。^±^;
大坂夏の陣で、徳川家康にあと一歩というところで勝てず、武運尽きて一度は大阪の武井神社で討ち取られますが、その後、豊臣秀頼を連れて、真田幸村とともに真田十勇士が薩摩に行くことになります。
この様子を「薩摩に落ちる」というのですが・・・。
ではまた、お暇なときにお付き合いください。^±^;
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