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お家寄席4・蛙茶番

残しておきたい江戸情緒・・・下座のお囃子寄席のぼり・・・。

 ↑玉置宏さんか!

今日は「蛙茶番」でご機嫌をお伺いいたします。
まあ、品のない落語、と軽蔑されそうですが、実際、この落語がありまして、禁止演目にされたこともあったそうです。
さてこのお下劣な落語の落ち、どうなりますことやら・・・。
・・・ではこちらは、平成17年4月16日です。

ハヨハジメンカイ!`±´

↑しつこいので以後省略します。^±^

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



4月16日 蛙茶番(かわずちゃばん)のお下劣な一席を

え~、親戚でもないのにこんなに大勢お集まりいただき、まことにありがとうございます。

特に本日は、昔素敵だった、いやいや、今もとても素敵な女性の方がたくさんいらっしゃいますので、どんな落語で一席お付き合いしたらいいかなって悩みに悩みました挙句…、お客様をじっとご拝顔いたしまして、厳正な審査のうえ、やっと決まりやした。

…え~、では本日は「蛙茶番」っていう、エッチでお下劣な落語で一席お付き合いいただけたらと思います。

芝居にはまってしまう人はいつの時代にもおりますな…。あっしも例に漏れずなんでござんすが…。

とある大きなお店(おたな)で、素人芝居をしようってことになりやして…。

「番頭さん、今日はいよいよ『天竺徳兵衛』を演(や)るんだが、くじ引きで役が決まったんだってな」
「…はい旦那様。それが伊勢屋の若旦那さんがつむじを曲げてしまいまして…」
「ほ~、で? どんな役どこなんだい?」
「それが、徳兵衛の忍術に出る蛙の役でして…」
「何? 蛙役?…そりゃ怒っちまうわな。伊勢屋さんはうちのお得意様なんだぜ。役もいい役にしてやらないと、そりゃつむじ曲げちまうぜ。…しかし困ったな」
「あ、旦那様、いいことがあります。うちの定吉は芝居が好きと聞きました。定に蛙役をやらせましょう。…おい、定~! 定吉や!」

定吉、早速番頭さんに呼ばれやして、
「へーい、番頭さん、なんでございましょうか」
「定吉、お前に今日の芝居で役を初めてあてがうぞ」
「へー? さようでございますか? まさか徳兵衛の役?」
「おい、定、図々しいこと言っちゃいけないよ、今回の役は蛙だ!」
「へ? カエル? あのカエルぴょこぴょこ3ぴょこぴょこの?」
「そうだ」
「あわせてぴょこぴょこ6ぴょこぴょこの?」
「ぴょこぴょこしない蛙があるか」
「番頭さん、いやですよ~、蛙なんて。やりたくありませんよ~」
「そうか? せっかくお小遣いと休みをやろうと思ったのに、残念だなあ。じゃ、しょうがない。ほかを当たるか」
「ば、ば、番頭さん。それ本当ですか? いつあたしが芝居をやらないと言ったんですか? やりたくない…けれども、ですよ」
「けれども?」
「そうですよ。番頭さんの頼みでしたらお断りできないじゃないですか~」
「…そうか、引き受けてくれるか。じゃ、芝居は簡単だ、徳兵衛が蛙になる忍術を使って煙幕が出るから、ドロドロと太鼓が鳴ったらぴょこぴょこと出てくれ、これだけでいいんだ」
「わかりました番頭さん、ドロピョコですね」
「それからついでだが定吉、お前は半公、うちのお得意の大工の半次を知ってるな。実はあいつがへそまげて困ってんだ」
「…と申しますと?」
「これを断るとお店をしくじるってえのに。あいつは舞台番なんかやらんというんだ」
「へ? 舞台番? それは半ちゃんやりませんよ。だって半ちゃんは芝居が命っていう人なんですよ」
「そこをなんとか、うまく丸めこんで連れて来てくれないか?」
「無理ですよ~」

…はたと思った番頭さん、定吉に、
「そうだ。確か半次はタバコ屋のミー坊に惚れてるんだってな?」
「そうなんですよ、番頭さん。それがばかな惚れよう。でも、漬物石の入った背負子(しょいこ)っていう町内の噂なんですよ」
「何だ? その漬物石の入った背負子って…」
「肩重い、片想いなんて…」

・・・

「そうか、じゃあ、こういうのはどうだ? ミーちゃんが『芝居をやってる半ちゃんもかっこいいけど、もっと粋でいなせな半ちゃんの舞台番も見たいわ』…こう言ってたよと言って連れてきてくれ」

さて、所変わってここは半次の家、最初はへそを曲げてた半次だったが、根は単純な奴で、
「何~。ミーちゃんが? そうかいそうかい、えへっへっへ…」
ミーちゃんの話になるともうメロメロ。

それじゃあ、ってなわけで、なりをきれいにしようと、やっこさん、新しい鮮やかな赤の、緋色っていうんですが、わざわざ高いちりめん(縮緬)のふんどしを身に纏い、身を清めようと湯へ。

湯の途中で、祭り仲間の甚六さんに会いやして、
「甚六さん、今日芝居があるんでい、でも俺は役者なんざ野暮なもんはやんねえぜ。粋でいなせな舞台番よ」
そう言って、半次、くるりと着物をたくし上げ、緋縮緬(ひじりめん)のふんどしを見せびらかせ、
「どうでい、赤くていいもん持ってんだろ? 目立つだろ? 目方もあるぜ、口でくわえるとちりちりと縮むぜ」 
「おお、こりゃあ立派だ。てえしたもんだ」

半次、この高価なふんどしを盗まれちゃいけねえってんで、湯屋の番台に預けたのはいいが、定吉に「半ちゃん、時間だよ」とせかされ、やっこさん、ふんどしを預けたまま着物着て、ノーパン、いやノーフンで芝居小屋へ。

当人、ふんどしを締めてないことにも気づかず、途中で会った親方にまで、着物をまくり見せびらかす。

「どうでい、赤くていいもん持ってるだろ?」
「…お、おう、赤いし、いいもんだよ」
「目立つだろ?」
「おい、目立ちすぎだよ」
「目方もあるぜ」
「お、おう、重そうだな…」
「口でくわえるとちりちりと縮むんだ。親方、くわえてみるか?」

さすがの親方も大慌て…。(汗)ってやつですな。

「お、おい、わかったよ、だからその立派なもの、しまえってんだ…」

なんていう親方の忠告もそこそこ、半次、駆け出して行っちまいやしたな。

「・・・あ~あ。半分ケツ丸出しで駆けて行っちまいやがったよ・・・。裁判所だったら大変だぜ。ハンケツを下されて・・・」

さて、芝居は何とか無事、間に合いやしたが、舞台そでの半畳で舞台番をする半次、せっかくだからって、ご自慢のふんどしを客に見せびらかしたくなりやして…。

よせばいいのに、完全に尻をまくっちまったから客は大騒ぎ。

「見て御覧なさい、あの舞台…のそでにいる舞台番」
「舞台番? あのひとりで騒いでるあいつかい? 舞台番は騒いでるのを止めるのが役なのに、一人で目立ってやがる…。お、あれは半公じゃねえか」
「そうだそうだ、半公半公…ん?…あれ、股座(またぐら)から変なものを見せてますねえ」
「なんと、ありゃ本物かい? ははあん? 立派なもんだな。あ、な~る! 半公、あれを見せたくって騒いでんだ。せっかくだからほめてやろうぜ。
『いよ、半ちゃん、でかいよ、日本一!』」

本人は器量のでかさとふんどしの日本一を褒められてるって勘違いして、ひとりでなおさら盛り上がる。

そうこうするうち、いよいよ佳境に入り、煙幕があがり、ドロドロと太鼓が鳴ったのに当の定吉、ぶるぶる震えて出られない。

「おい、定、おまえの蛙の出番だ。どうして出ないんだ」
定吉、震えながら舞台番を指差して、
「…へ、へ~、出られません。あそこで青大将が狙ってます…」

…本来、噺はここまででござんすが、これじゃあ、定吉があまりにもお気の毒。で、人情家のあっし、粗忽亭長兵衛がいいオチを考えやした。

…半公の欲は止まんねえもんで、今度は、「ミー坊はどこだ」って捜しだす。
「お、いたいた。真っ赤んなって顔を隠してやがる。やっぱ、俺に惚れてやがんだな」
するってえと、半次の青大将はみるみるうちにムクムクと…。もうすでに青大将どころじゃなくなって…。
「定、よ~く見ろよ、安心しろ。あれは青大将じゃない、ゾウガメだ」

本日はふんどしを締めてない、しまりのない一席でお付き合いいただきやした。お後がよろしいようで…

m<●>m! ←こいつは破門だな。
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