橘家円蔵師匠の訃報。x±x&七面堂
2015年10月7日、8代目橘家円蔵師匠がお亡くなりになりました。+±+
満81歳没。心室細動による死去でした。
8代目橘家円蔵師匠は、本名が大山武雄さん。前座は橘家竹蔵、二つ目では橘家舛蔵と名前を変えました。
真打に昇進した月の家圓鏡(月の家円鏡=つきのやえんきょう)の頃から人気者で、初代林家三平師匠が「ヨシコさん」といえば、円鏡師匠は「セツコさん」を押し出していました。
「ヨイショ!」というのが口癖、「お笑い頭の体操」のレギュラーとして活躍、またCMでも「メガネ曇っちゃった」ってのもありましたね。
「眼鏡スッキリ曇りなし、料理すっかり食う物なし」かよ!(゚Д゚)ノx±x
あと家電のCMで、「もう、暑くて暑くてクーラクラです」ってのも。^±^;
あとラジオでも活躍してましたね。
「ハッピーカムカム」ってのもやってました。^±^;
得意の演目は、「火焔太鼓」、「穴どろ」、「うなぎの太鼓」、「らくだ」、「寝床」、「死神」、「道具屋」、「湯屋番」、「反対車」、「猫と金魚」、「船徳」など。
また、独自のものでは、「七面堂」。
これは円蔵師匠以外、聴いたことがありませんね。^±^;
では、せっかくですから、その「七面堂」の一席を・・・。
~~~~~~~~~~~~
本所の七面堂に入った泥棒さん。木魚を盗むと、身体が固まって動けなくなります。
そこでみんなが担いで七面堂に連れて行き、拝むとたちまち治ります。
「ナンミョウホウレンゲキョウ、ナムアミダブナムアミダブ・・・」新人は自由ですからいろいろです。
中には何も言わないかったりして・・・、それは何だといったらPL学園だったりして。
それからが大変です。
泥棒が直った話がたちまち世間に伝わり、七面様が治したんだ、と、ご利益にあやかり、参詣人が増えます。
そして寺は儲かっていきます。
そうなると、お賽銭もたまり、お水堂を寄付しましょう、本堂を寄付しましょう、と。
一介の寺男も、いきなり出世して、住職。
そうなれば、おかみさんももらいます。また、お妾さん(おめかけさん)もできたりして。
ねだられちゃったりして。
縁日もできて、何百、何千人、何万人と参詣人。
啖呵売(たんかばい)も来るようになって、ドンドンと賑やかになります。
「諸君に集まってもらったのはほかでもない、この線まで入れ、この線まで・・・。
前の人はしゃがんで・・・。あ、お姉ちゃん、しゃがむんじゃない、パンツが見える・・・。
さてお立会い、私がこの客を見ているうちに、この中にスリが2人いる・・・。
そら、言わんこっちゃない、今逃げ出そうとしてるのがスリだよ」
光陰矢のごとし、月日が経つのは早く、十年後・・・。
寺男が住職になって、千両箱を枕に寝るようになった頃、押し込み強盗が入ります。
「銭を出せ!」
住職は、
「これこれ、待ちなさい、その刃物を下げて、幾ら必要なんだ」
「千両出せ!」
「たわけたことを申すな、十両盗んだら首が飛ぶ、百両で手を打たないか」
と、よく見ると、十年前に七面倒に入った泥棒。
「お前は、身体が動けなくなったとき、皆が寄って助けたじゃないか。それなのにまた盗みに来るとは・・・。
お前のようなもののことを恩を仇(あだ)で返すというのだ、びた一文やらないぞ」
「黙れ黙れ、それはあの時、俺が一芝居売ったのさ。貧乏寺が、今ではこんなに大きくなったのを読んでたのだ」
「たいした泥棒だ、気の長い泥棒だ、たしかに、あのときにお前さんが泥棒に入らなかったら貧乏なままだった・・・。では五百両出そう」
「いや、千両だ」
「五百両に負けてくれ」
「千両だ」
と言い争ってるうちに、そこにいた寺男、
「まあまあ、お二人さんとも、そんな、七面倒(しちめんどう=七面堂)な話・・・」
いえね、これがサゲなんですがね。^±^;
それじゃ納得しないお客様には、もうひとつサゲがありまして。^±^;
まあ、サゲを二つ言うのは邪道なんですがね。^±^;
「たいした泥棒だ、気の長い泥棒だ、たしかに、あのときにお前さんが泥棒に入らなかったら貧乏なままだった・・・。では五百両出そう」
「いや、千両だ」
「五百両に負けてくれ」
「千両だ」
「わかった、千両出そう」
泥棒さん、よっこらしょ、と担ぐと、その重みで、
「あ、いけねえ、体が動かなくなっちゃった・・・」
すると、住職、
「この野郎。また十年後に二千両を盗もうとしたって、そうはいかねえ・・・」
好きなほうのサゲを持ってってくださいやし。^±^ノ
~~~~~~~~~~~~
高座では、調子よく「トントントントーン」(円蔵師匠ご自身も、この言葉をよく口にしてた)と、「立て板に水」のような、小気味のいい噺を得意としてましたがね。
とにかく人を笑わせるのに命を懸けてましたね。
本題も面白いけど、マクラといいましょうか、そのアドリブがものすごく巧みでした。
「反対車」の高座で、「うけさせるためには手段を選ばず!」なんて言っては江戸口調で落語を演じていました。
また、お金に縁のある落語を好んで演じていた気もします。^±^;
そのとき、必ずといっていいほど、奥さんを引き合いに出します。^±^;
たとえば、「死神」、「火焔太鼓」、「湯屋番」など、奥さんが出てくる落語を演ずるところでのマクラでは、「女房ってどうしてお金がないとああやって文句を言うのかねえ・・・」などと愚痴ったりして。
また、新しい落語を開拓するのも好きで、「寝床というお題目で、寝床から鰍沢、鰍沢から弥次郎、弥次郎から子別れと・・・」、ひとつの落語で二十席以上も演じたことがあります。
それとほかの落語家の隠し話をするのも得意でした。
「お腹の皮が背中の皮とくっついちゃってるよ、♪チンチン、次は須田町(昔の都電)・・・なんていってるよ」(火焔太鼓などいくつかの落語でも)
そうそう、火焔太鼓では古典落語に新作の落語を入れてました。
「だから新聞でたたかれた・・・」(火焔太鼓)
彼の父も面白い人らしく、「子供は風の子だい、表へ行って遊んでろ、勉強なんてするんじゃない、って、宿題をやらずに学校へ行くと廊下に立ってろ、と立たされるんですよね。それで50メートルぐらい先を見ると、姉ちゃんも立たされてるんですよね。お互いにっこりと手を振ったりして・・・」(穴どろ)
「あたしゃね、あんまり長いことしゃべると同じことを二度言うことがありますからね。聞いたら聞いたって言ってくださいね。円蔵聞いたぞ、とおっしゃってください、我慢しろといいますから。誰が妥協なんてするもんですか」(穴どろなどいくつかの落語で)
「『実は、うちのオタフクが若旦那のこと言うんですよ』。『え、何? お前んとこのオタフクが、俺の悪口言うの? 別れちゃえ、別れちゃえ、俺が手続きとってやるから』」(湯屋番)
「『居候、足袋の先から、爪を切り』、なんてね。これはあたしでも経験があるんですよ。お客さんは経験ないかもしれませんが・・・。足袋ってのは、一番先に傷むのは親指の爪の先なんですよね。だから足袋を脱がなくても爪を切れちゃうんですよね」(船徳)
「空き巣が入りました。大きな荷物を持って、逃げようかなと思ったらそこのうちの人が帰ってきて、いけないっ、裏は行き止まり、しょうがない、台所の縁の下に入ってると、そこの奥さん、『荒らされてるわね、猫かしら・・・』。そこで、泥棒は猫になるしかない・・・。『ニャーオ、ニャーオ』と鳴くと、『猫じゃないよ、犬だよ』とご主人。泥棒、『ワワワワワーン』、『いや、犬じゃないわよ、私、ワニだと思うの』というと泥棒先生、縁の下から顔を出して、『あのー、お尋ねしますが、ワニはどうやって鳴けば・・・?』、『泥棒だ!』、窮鼠返して猫を食む(はむ)、ニワトリも追い詰められて五尺飛び、てなわけで、蹴破って裏へ行くと、裏は池。水練に心得のある泥棒さん、池の真ん中まで行くと杭があって、暗闇の中、それにつかまってる・・・。家の人、『あんなところに休んでるよ、畜生、杭だか泥棒だかわかんないよ、この竿で突いてやろう、杭か、泥棒か、杭か、泥棒か』、って突く(つつく)ってぇと、杭につかまってる泥棒が、『クイッ、クイッ』と・・・。うけるうけないは別として、あたしゃ、この噺は好きなんですがね」(七面堂・穴どろ・反対車など)
「『あたしの車、古いって勲章もらってるんだから、座っちゃダメ、座っちゃダメ。そこスプリングがあってお尻をパクッと噛みますよ、スプリングイズカム」なんてね・・・』、『この野郎、三平クラスのしゃれを言いやがって・・・」(反対車)
「どいたどいたどいた、あ、いけない、ほら、芸者を池に落っことしちゃった。泳ぎの達者な芸者だな、池の真ん中に泳いで行っちゃったよ、ちょっと、竿持っておいで。『杭か、芸者か、杭か、っていうと芸者が、ゲイシャ、ゲイシャ』と、そんなこと言うわけないだろ、ははーん、さっきの小話がここに結びつく、当たり前だろ、無駄にしゃべるわけない、おい、芸者上げてやれ、というと、車屋、『冗談じゃない、芸者上げられるくらいなら、車屋なんかしてないや』(オチ)」・・・。(反対車、オチ)
そうそう、1円を拾っちゃダメ、って言ったのも師匠。
拾うのは5円までだとか。^±^;
しゃがんで立ち上がると、3円のエネルギーがかかるんだって。^±^;
・・・それはさておき。
彼の落語を聞けなくなると、とても残念ですわ。x±x
8代目橘家円蔵師匠のご冥福をお祈り申し上げます。v±v
満81歳没。心室細動による死去でした。
8代目橘家円蔵師匠は、本名が大山武雄さん。前座は橘家竹蔵、二つ目では橘家舛蔵と名前を変えました。
真打に昇進した月の家圓鏡(月の家円鏡=つきのやえんきょう)の頃から人気者で、初代林家三平師匠が「ヨシコさん」といえば、円鏡師匠は「セツコさん」を押し出していました。
「ヨイショ!」というのが口癖、「お笑い頭の体操」のレギュラーとして活躍、またCMでも「メガネ曇っちゃった」ってのもありましたね。
「眼鏡スッキリ曇りなし、料理すっかり食う物なし」かよ!(゚Д゚)ノx±x
あと家電のCMで、「もう、暑くて暑くてクーラクラです」ってのも。^±^;
あとラジオでも活躍してましたね。
「ハッピーカムカム」ってのもやってました。^±^;
得意の演目は、「火焔太鼓」、「穴どろ」、「うなぎの太鼓」、「らくだ」、「寝床」、「死神」、「道具屋」、「湯屋番」、「反対車」、「猫と金魚」、「船徳」など。
また、独自のものでは、「七面堂」。
これは円蔵師匠以外、聴いたことがありませんね。^±^;
では、せっかくですから、その「七面堂」の一席を・・・。
~~~~~~~~~~~~
本所の七面堂に入った泥棒さん。木魚を盗むと、身体が固まって動けなくなります。
そこでみんなが担いで七面堂に連れて行き、拝むとたちまち治ります。
「ナンミョウホウレンゲキョウ、ナムアミダブナムアミダブ・・・」新人は自由ですからいろいろです。
中には何も言わないかったりして・・・、それは何だといったらPL学園だったりして。
それからが大変です。
泥棒が直った話がたちまち世間に伝わり、七面様が治したんだ、と、ご利益にあやかり、参詣人が増えます。
そして寺は儲かっていきます。
そうなると、お賽銭もたまり、お水堂を寄付しましょう、本堂を寄付しましょう、と。
一介の寺男も、いきなり出世して、住職。
そうなれば、おかみさんももらいます。また、お妾さん(おめかけさん)もできたりして。
ねだられちゃったりして。
縁日もできて、何百、何千人、何万人と参詣人。
啖呵売(たんかばい)も来るようになって、ドンドンと賑やかになります。
「諸君に集まってもらったのはほかでもない、この線まで入れ、この線まで・・・。
前の人はしゃがんで・・・。あ、お姉ちゃん、しゃがむんじゃない、パンツが見える・・・。
さてお立会い、私がこの客を見ているうちに、この中にスリが2人いる・・・。
そら、言わんこっちゃない、今逃げ出そうとしてるのがスリだよ」
光陰矢のごとし、月日が経つのは早く、十年後・・・。
寺男が住職になって、千両箱を枕に寝るようになった頃、押し込み強盗が入ります。
「銭を出せ!」
住職は、
「これこれ、待ちなさい、その刃物を下げて、幾ら必要なんだ」
「千両出せ!」
「たわけたことを申すな、十両盗んだら首が飛ぶ、百両で手を打たないか」
と、よく見ると、十年前に七面倒に入った泥棒。
「お前は、身体が動けなくなったとき、皆が寄って助けたじゃないか。それなのにまた盗みに来るとは・・・。
お前のようなもののことを恩を仇(あだ)で返すというのだ、びた一文やらないぞ」
「黙れ黙れ、それはあの時、俺が一芝居売ったのさ。貧乏寺が、今ではこんなに大きくなったのを読んでたのだ」
「たいした泥棒だ、気の長い泥棒だ、たしかに、あのときにお前さんが泥棒に入らなかったら貧乏なままだった・・・。では五百両出そう」
「いや、千両だ」
「五百両に負けてくれ」
「千両だ」
と言い争ってるうちに、そこにいた寺男、
「まあまあ、お二人さんとも、そんな、七面倒(しちめんどう=七面堂)な話・・・」
いえね、これがサゲなんですがね。^±^;
それじゃ納得しないお客様には、もうひとつサゲがありまして。^±^;
まあ、サゲを二つ言うのは邪道なんですがね。^±^;
「たいした泥棒だ、気の長い泥棒だ、たしかに、あのときにお前さんが泥棒に入らなかったら貧乏なままだった・・・。では五百両出そう」
「いや、千両だ」
「五百両に負けてくれ」
「千両だ」
「わかった、千両出そう」
泥棒さん、よっこらしょ、と担ぐと、その重みで、
「あ、いけねえ、体が動かなくなっちゃった・・・」
すると、住職、
「この野郎。また十年後に二千両を盗もうとしたって、そうはいかねえ・・・」
好きなほうのサゲを持ってってくださいやし。^±^ノ
~~~~~~~~~~~~
高座では、調子よく「トントントントーン」(円蔵師匠ご自身も、この言葉をよく口にしてた)と、「立て板に水」のような、小気味のいい噺を得意としてましたがね。
とにかく人を笑わせるのに命を懸けてましたね。
本題も面白いけど、マクラといいましょうか、そのアドリブがものすごく巧みでした。
「反対車」の高座で、「うけさせるためには手段を選ばず!」なんて言っては江戸口調で落語を演じていました。
また、お金に縁のある落語を好んで演じていた気もします。^±^;
そのとき、必ずといっていいほど、奥さんを引き合いに出します。^±^;
たとえば、「死神」、「火焔太鼓」、「湯屋番」など、奥さんが出てくる落語を演ずるところでのマクラでは、「女房ってどうしてお金がないとああやって文句を言うのかねえ・・・」などと愚痴ったりして。
また、新しい落語を開拓するのも好きで、「寝床というお題目で、寝床から鰍沢、鰍沢から弥次郎、弥次郎から子別れと・・・」、ひとつの落語で二十席以上も演じたことがあります。
それとほかの落語家の隠し話をするのも得意でした。
「お腹の皮が背中の皮とくっついちゃってるよ、♪チンチン、次は須田町(昔の都電)・・・なんていってるよ」(火焔太鼓などいくつかの落語でも)
そうそう、火焔太鼓では古典落語に新作の落語を入れてました。
「だから新聞でたたかれた・・・」(火焔太鼓)
彼の父も面白い人らしく、「子供は風の子だい、表へ行って遊んでろ、勉強なんてするんじゃない、って、宿題をやらずに学校へ行くと廊下に立ってろ、と立たされるんですよね。それで50メートルぐらい先を見ると、姉ちゃんも立たされてるんですよね。お互いにっこりと手を振ったりして・・・」(穴どろ)
「あたしゃね、あんまり長いことしゃべると同じことを二度言うことがありますからね。聞いたら聞いたって言ってくださいね。円蔵聞いたぞ、とおっしゃってください、我慢しろといいますから。誰が妥協なんてするもんですか」(穴どろなどいくつかの落語で)
「『実は、うちのオタフクが若旦那のこと言うんですよ』。『え、何? お前んとこのオタフクが、俺の悪口言うの? 別れちゃえ、別れちゃえ、俺が手続きとってやるから』」(湯屋番)
「『居候、足袋の先から、爪を切り』、なんてね。これはあたしでも経験があるんですよ。お客さんは経験ないかもしれませんが・・・。足袋ってのは、一番先に傷むのは親指の爪の先なんですよね。だから足袋を脱がなくても爪を切れちゃうんですよね」(船徳)
「空き巣が入りました。大きな荷物を持って、逃げようかなと思ったらそこのうちの人が帰ってきて、いけないっ、裏は行き止まり、しょうがない、台所の縁の下に入ってると、そこの奥さん、『荒らされてるわね、猫かしら・・・』。そこで、泥棒は猫になるしかない・・・。『ニャーオ、ニャーオ』と鳴くと、『猫じゃないよ、犬だよ』とご主人。泥棒、『ワワワワワーン』、『いや、犬じゃないわよ、私、ワニだと思うの』というと泥棒先生、縁の下から顔を出して、『あのー、お尋ねしますが、ワニはどうやって鳴けば・・・?』、『泥棒だ!』、窮鼠返して猫を食む(はむ)、ニワトリも追い詰められて五尺飛び、てなわけで、蹴破って裏へ行くと、裏は池。水練に心得のある泥棒さん、池の真ん中まで行くと杭があって、暗闇の中、それにつかまってる・・・。家の人、『あんなところに休んでるよ、畜生、杭だか泥棒だかわかんないよ、この竿で突いてやろう、杭か、泥棒か、杭か、泥棒か』、って突く(つつく)ってぇと、杭につかまってる泥棒が、『クイッ、クイッ』と・・・。うけるうけないは別として、あたしゃ、この噺は好きなんですがね」(七面堂・穴どろ・反対車など)
「『あたしの車、古いって勲章もらってるんだから、座っちゃダメ、座っちゃダメ。そこスプリングがあってお尻をパクッと噛みますよ、スプリングイズカム」なんてね・・・』、『この野郎、三平クラスのしゃれを言いやがって・・・」(反対車)
「どいたどいたどいた、あ、いけない、ほら、芸者を池に落っことしちゃった。泳ぎの達者な芸者だな、池の真ん中に泳いで行っちゃったよ、ちょっと、竿持っておいで。『杭か、芸者か、杭か、っていうと芸者が、ゲイシャ、ゲイシャ』と、そんなこと言うわけないだろ、ははーん、さっきの小話がここに結びつく、当たり前だろ、無駄にしゃべるわけない、おい、芸者上げてやれ、というと、車屋、『冗談じゃない、芸者上げられるくらいなら、車屋なんかしてないや』(オチ)」・・・。(反対車、オチ)
そうそう、1円を拾っちゃダメ、って言ったのも師匠。
拾うのは5円までだとか。^±^;
しゃがんで立ち上がると、3円のエネルギーがかかるんだって。^±^;
・・・それはさておき。
彼の落語を聞けなくなると、とても残念ですわ。x±x
8代目橘家円蔵師匠のご冥福をお祈り申し上げます。v±v
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