お家寄席100・松竹梅
さて、今日は「松竹梅(しょうちくばい)」の一席です。
久しぶりに古いパソコンをひっくり返してみたら、なんと「お家寄席」のネタが出て来ましてね。
こいつぁラッキー、ってわけでしてな。
早速、あっしこと、粗忽亭長兵衛(そこつていちょうべい)がしゃべらせていただきやす。
世の中、コロナウイルスの影響で、パンデミックでどこにも行けないんでしょうから、お暇でしたら、おつきあいくださいやし。
・・・こちらは、平成18年9月20日の作品です。100作目にふさわしい、おめでたい噺です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
えー、なんとか落語も100作目が出来やしたが、相変わらずのものでして。
まあ、がっかりしないで、気を確かにお持ちになって、我慢してお聴きいただけたら幸いでございます。
今日は「松竹梅」ってぇめでてぇ落語にしたいと思いやす。
結婚式・・・この祝儀(しゅうぎ)は難しいですな。
忌み言葉(いみことば)、なんてぇものがありますからな。これがなかなか気を遣うんですな。
あっしなんか、結婚式で、「別れる」「切れる」をさんざんっぱら使っちまいやして。
・・・って言いますのも、
「分かれ道で子供がぐずってたんで、その親がキレてた」
ひとつの会話に、二度も忌み言葉を使っちまいやして・・・。
で、葬式で、「結ぶ」なんて言っちまいやして。
とことん縁起悪いですな。
さらにひどいことに、葬式のあと、精進落としで「献杯」というところを、ついうっかり「乾杯」と言っちまったりしてね・・・。
まあ、いい大人がここまでやると、顰蹙(ひんしゅく)もんなんですが・・・。
冠婚葬祭のボーンヘッドは、洒落になりやせんですからな・・・。
しかし、長屋に、松太郎、竹吉、梅三郎なんてのがいたら、これはこれでめでてぇんですが、彼らが彼ら、すべて器用でないのはしょうがねぇところでして・・・。
代表として、松さんが大家さんのところに、ある相談に行きやしてな。
「大家さん・・・。あの、実はですね・・・。明日、うちの町内の自治会長さんのところの息子さんが結婚することになったんですがね。急に仲人夫婦が交通事故にあってしまいまして・・・。それで突然、大役がうちらに回ってきましてね。まあ、祝辞なら、当たり障りのないことを言えばいいんですが、そのほかにご祝儀をと頼まれたんです。でも、余りにも突然なんでどんなことをやったらいいのかわかりませんで・・・。大家さん、それで相談に乗っていただきたくて・・・」
「ほう、そうかい? 松さん。それは大変だねぇ・・・」
「で、うちの長屋の竹吉、梅三郎も一緒に大役を仰せ遣ったんですけどね、この三人で何かできることはないかと話し合ったんですが、今の今まであーでもない、こーでもないと、結論が出ないままでして・・・。結婚式は明日なんで、いよいよ弱っちまって・・・。で、大家さんはちょっとがめついけど物を知ってるから何かの足しになるだろうから、ご伝授いただいたらどうだろう・・・ってわけで、あっしが代表で来たわけなんですが・・・」
「松さん・・・。そうかい。それはありがたいねぇ・・・。だけども、ひとつ引っかかるねぇ・・・。『物を知ってるが・・・』の前になんか言わなかったかい?」
「へ? なんか言いましたか?・・・大家さんはちょっとがめついけど物を知ってるから何かの足し・・・エヘヘ・・・。まあ。大家さんは鷹揚(おうよう)なので・・・」
「まあいい・・・。あなた方の悪口は今に限ったことではないし・・・。そういえば、あなた方は松太郎、竹吉、梅三郎と、合わせるとちょうど『松竹梅』になって縁起がいいなぁ・・・。じゃ、どうだろう。こんなパフォーマンスがあるんだが・・・」
「どういうことでしょう?」
「いや、これは簡単だよ。そして縁起がいい・・・。すぐに覚えられるよ。その面白いご祝儀を授けましょうか」
「すぐに覚えられる? そいつはありがたい・・・」
「これは、お開きの前にやっていただきたい・・・。いいご祝儀で、パッと盛り上がってお開きとなると、あなたたちの印象もグッと良くなるでしょう? まず松さん、あなたが、
『え~、最後にご祝儀を行います』
と言ってから、
『なったなった蛇(じゃ)になった・・・当家の婿殿、蛇になった』
ってあなたが先導を切っていうんですよ。めでたい席の最後の最後で、『蛇になった』だなんて、なんて嫌なことを・・・って皆さんが思うでしょう?
で、次に竹さんが、
『何蛇(なにじゃ)にな~られた?』
って、すかさず聞くんです。で、ここが一番大切なんですよ。最後に梅さんが、
『長者にな~られた!』
・・・って言えば、どうです? 皆さんは感心するでしょう? 松さんたちに大役を果たしてもらってよかった、今後もお願いしたい・・・って信頼もつくんですよ」
「そうですか? 早速、帰って練習します。大家さん、どうもありがとうございました」
で、明日の結婚式に備えて、泊り込みで練習を始めやす・・・。
まあ、練習ったって、たったこれだけのことなんですがね。何も泊り込んでまでやらなくったって・・・。
それでも、念には念を押して・・・ってなわけで、とにかく三人は何度も何度も繰り返し練習しやして・・・。もう、寝言に出るほど、練習しやしてな。
三人が三人・・・へそ出して、川の字で就寝したんですが・・・。
「ムニャ・・・なったなった・・・蛇になった・・・当家のムニャ殿・・・ムニャになった・・・」
って、松さんがねぼけるってぇっと、続けて竹さんが、
「なにムニャ・・・な~られムニャ・・・?」
で、最後に、梅さんも、
「チョームニャに・・・な~られムニャ・・・」
・・・だらしないことおびただしい。^±^
烏カァで夜が明けて・・・。
「本日はお日柄もよく、皆様お集まりいただき、まことにありがとうございました・・・」
当たり障りのない祝辞のほうは、松さんの力で、なんとか無事に終わりやして。
式次第もつつがなく、行われていったまではいいんですがな・・・。
ところが、梅三郎、誰にもわからなかったんですがね、ものすごいあがり症でしてな。これがただのあがり症じゃねぇ・・・。すし屋で「お茶」と「しょうが」しか頼まねぇほどのしみったれたあがり症。
・・・あ、ガリ・・・あがり・・・ってくらいのあがり症でして・・・。おちゃらけた、しょうがねぇ洒落ですが・・・。
もしくは、あっし、粗忽亭のような、あがり症かもしれませんな・・・。
「あがるばかりで・・・くだらねぇ・・・」^±^
さんざん練習したというのに、本番になるとパンとセリフがわかんなくなってしまいやして。本人、フリーズ状態ですな。ゆんべ、寝ぼけてまでやったご祝儀が無駄になっちゃまずい・・・どうしようどうしようと、考えれば考えるほどドツボにはまるんですな・・・。それでも、ご祝儀の時間は刻々と迫って来やすから、ますます錯乱状態に陥りやして。
松「え~、最後にご祝儀を行います・・・。なったなった蛇(じゃ)になった・・・当家の婿殿、蛇になった」
竹「何蛇にな~られた?」
梅「大蛇にな~られた」
松太郎、耳打ちして、
「ヲイヲイ・・・。そうじゃないでしょ・・・?」
「あ、間違えてたか?・・・あ~あ~、間違えてた・・・。もう一回やってくれ・・・」
梅三郎、やっと自分の間違いに気づき、やり直しということに・・・。
松「では、もう一度・・・。なったなった蛇(じゃ)になった・・・当家の婿殿、蛇になった」
竹「何蛇にな~られた?」
梅「亡者(もうじゃ)にな~られた・・・?」
もう収拾がつきませんな・・・。これ以上やったらどんな悪いことになるか、ってぇんで、松太郎も竹吉も、
「・・・はい、ここでお開きで~す」
って言わざるを得なくなりやして・・・。
言うか言わないかのうちに、身支度を整えるのもそこそこに、そそくさと二人は帰ってしまいやした。
こうして最悪のところでお開きになってしまったんですが、式も終わっているのに気づかない梅三郎、ブツブツと続けやす・・・。
「え? これで違うのか?・・・待てよ・・・。なったなった蛇になった・・・当家の婿殿蛇になった・・・だろ?・・・で、何蛇にな~られた?・・・炊飯ジャーにな~られた・・・。なんか違うな・・・」
最初のうちのこんなのはまだ奥ゆかしかったんですが・・・。
「あれ? 変だな・・・。なったなった蛇になった・・・当家の婿殿蛇になった・・・何蛇にな~られた?・・・カルト教の信者にな~られた・・・あれ? これもおかしいなぁ」
「あ、わかった! ギブミー、モア、ワンチャンス・・・、なったなった蛇になった。当家の婿殿蛇になった。何蛇にな~られた?・・・重症患者にな~られた・・・? これじゃ、仲人と同じようなものだし・・・」
それにしても式が終わった後の独り言でよかったですな。
こんなこと、式の最中に言ってたら、それこそ袋叩きにあいかねませんですな。
とにかく、一人でぶつぶつと言ってやして。
「なったなった蛇になった・・・当家の婿殿蛇になった・・・何蛇にな~られた?・・・長者にな~られた!」
やっとのことで正解が出た頃には、あたりはもう真っ暗で。
「え? 誰も聞いてないの?」
と、そこへやって来た警備員さんが一言。
「あの・・・もう、式場、閉めたいんだけど・・・^±^」
その後この「松竹梅」トリオ、二度と冠婚葬祭には呼ばれなかったという、バカバカしい・・・「松竹梅」ってぇ一席でした。
m<●>m!
久しぶりに古いパソコンをひっくり返してみたら、なんと「お家寄席」のネタが出て来ましてね。
こいつぁラッキー、ってわけでしてな。
早速、あっしこと、粗忽亭長兵衛(そこつていちょうべい)がしゃべらせていただきやす。
世の中、コロナウイルスの影響で、パンデミックでどこにも行けないんでしょうから、お暇でしたら、おつきあいくださいやし。
・・・こちらは、平成18年9月20日の作品です。100作目にふさわしい、おめでたい噺です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
えー、なんとか落語も100作目が出来やしたが、相変わらずのものでして。
まあ、がっかりしないで、気を確かにお持ちになって、我慢してお聴きいただけたら幸いでございます。
今日は「松竹梅」ってぇめでてぇ落語にしたいと思いやす。
結婚式・・・この祝儀(しゅうぎ)は難しいですな。
忌み言葉(いみことば)、なんてぇものがありますからな。これがなかなか気を遣うんですな。
あっしなんか、結婚式で、「別れる」「切れる」をさんざんっぱら使っちまいやして。
・・・って言いますのも、
「分かれ道で子供がぐずってたんで、その親がキレてた」
ひとつの会話に、二度も忌み言葉を使っちまいやして・・・。
で、葬式で、「結ぶ」なんて言っちまいやして。
とことん縁起悪いですな。
さらにひどいことに、葬式のあと、精進落としで「献杯」というところを、ついうっかり「乾杯」と言っちまったりしてね・・・。
まあ、いい大人がここまでやると、顰蹙(ひんしゅく)もんなんですが・・・。
冠婚葬祭のボーンヘッドは、洒落になりやせんですからな・・・。
しかし、長屋に、松太郎、竹吉、梅三郎なんてのがいたら、これはこれでめでてぇんですが、彼らが彼ら、すべて器用でないのはしょうがねぇところでして・・・。
代表として、松さんが大家さんのところに、ある相談に行きやしてな。
「大家さん・・・。あの、実はですね・・・。明日、うちの町内の自治会長さんのところの息子さんが結婚することになったんですがね。急に仲人夫婦が交通事故にあってしまいまして・・・。それで突然、大役がうちらに回ってきましてね。まあ、祝辞なら、当たり障りのないことを言えばいいんですが、そのほかにご祝儀をと頼まれたんです。でも、余りにも突然なんでどんなことをやったらいいのかわかりませんで・・・。大家さん、それで相談に乗っていただきたくて・・・」
「ほう、そうかい? 松さん。それは大変だねぇ・・・」
「で、うちの長屋の竹吉、梅三郎も一緒に大役を仰せ遣ったんですけどね、この三人で何かできることはないかと話し合ったんですが、今の今まであーでもない、こーでもないと、結論が出ないままでして・・・。結婚式は明日なんで、いよいよ弱っちまって・・・。で、大家さんはちょっとがめついけど物を知ってるから何かの足しになるだろうから、ご伝授いただいたらどうだろう・・・ってわけで、あっしが代表で来たわけなんですが・・・」
「松さん・・・。そうかい。それはありがたいねぇ・・・。だけども、ひとつ引っかかるねぇ・・・。『物を知ってるが・・・』の前になんか言わなかったかい?」
「へ? なんか言いましたか?・・・大家さんはちょっとがめついけど物を知ってるから何かの足し・・・エヘヘ・・・。まあ。大家さんは鷹揚(おうよう)なので・・・」
「まあいい・・・。あなた方の悪口は今に限ったことではないし・・・。そういえば、あなた方は松太郎、竹吉、梅三郎と、合わせるとちょうど『松竹梅』になって縁起がいいなぁ・・・。じゃ、どうだろう。こんなパフォーマンスがあるんだが・・・」
「どういうことでしょう?」
「いや、これは簡単だよ。そして縁起がいい・・・。すぐに覚えられるよ。その面白いご祝儀を授けましょうか」
「すぐに覚えられる? そいつはありがたい・・・」
「これは、お開きの前にやっていただきたい・・・。いいご祝儀で、パッと盛り上がってお開きとなると、あなたたちの印象もグッと良くなるでしょう? まず松さん、あなたが、
『え~、最後にご祝儀を行います』
と言ってから、
『なったなった蛇(じゃ)になった・・・当家の婿殿、蛇になった』
ってあなたが先導を切っていうんですよ。めでたい席の最後の最後で、『蛇になった』だなんて、なんて嫌なことを・・・って皆さんが思うでしょう?
で、次に竹さんが、
『何蛇(なにじゃ)にな~られた?』
って、すかさず聞くんです。で、ここが一番大切なんですよ。最後に梅さんが、
『長者にな~られた!』
・・・って言えば、どうです? 皆さんは感心するでしょう? 松さんたちに大役を果たしてもらってよかった、今後もお願いしたい・・・って信頼もつくんですよ」
「そうですか? 早速、帰って練習します。大家さん、どうもありがとうございました」
で、明日の結婚式に備えて、泊り込みで練習を始めやす・・・。
まあ、練習ったって、たったこれだけのことなんですがね。何も泊り込んでまでやらなくったって・・・。
それでも、念には念を押して・・・ってなわけで、とにかく三人は何度も何度も繰り返し練習しやして・・・。もう、寝言に出るほど、練習しやしてな。
三人が三人・・・へそ出して、川の字で就寝したんですが・・・。
「ムニャ・・・なったなった・・・蛇になった・・・当家のムニャ殿・・・ムニャになった・・・」
って、松さんがねぼけるってぇっと、続けて竹さんが、
「なにムニャ・・・な~られムニャ・・・?」
で、最後に、梅さんも、
「チョームニャに・・・な~られムニャ・・・」
・・・だらしないことおびただしい。^±^
烏カァで夜が明けて・・・。
「本日はお日柄もよく、皆様お集まりいただき、まことにありがとうございました・・・」
当たり障りのない祝辞のほうは、松さんの力で、なんとか無事に終わりやして。
式次第もつつがなく、行われていったまではいいんですがな・・・。
ところが、梅三郎、誰にもわからなかったんですがね、ものすごいあがり症でしてな。これがただのあがり症じゃねぇ・・・。すし屋で「お茶」と「しょうが」しか頼まねぇほどのしみったれたあがり症。
・・・あ、ガリ・・・あがり・・・ってくらいのあがり症でして・・・。おちゃらけた、しょうがねぇ洒落ですが・・・。
もしくは、あっし、粗忽亭のような、あがり症かもしれませんな・・・。
「あがるばかりで・・・くだらねぇ・・・」^±^
さんざん練習したというのに、本番になるとパンとセリフがわかんなくなってしまいやして。本人、フリーズ状態ですな。ゆんべ、寝ぼけてまでやったご祝儀が無駄になっちゃまずい・・・どうしようどうしようと、考えれば考えるほどドツボにはまるんですな・・・。それでも、ご祝儀の時間は刻々と迫って来やすから、ますます錯乱状態に陥りやして。
松「え~、最後にご祝儀を行います・・・。なったなった蛇(じゃ)になった・・・当家の婿殿、蛇になった」
竹「何蛇にな~られた?」
梅「大蛇にな~られた」
松太郎、耳打ちして、
「ヲイヲイ・・・。そうじゃないでしょ・・・?」
「あ、間違えてたか?・・・あ~あ~、間違えてた・・・。もう一回やってくれ・・・」
梅三郎、やっと自分の間違いに気づき、やり直しということに・・・。
松「では、もう一度・・・。なったなった蛇(じゃ)になった・・・当家の婿殿、蛇になった」
竹「何蛇にな~られた?」
梅「亡者(もうじゃ)にな~られた・・・?」
もう収拾がつきませんな・・・。これ以上やったらどんな悪いことになるか、ってぇんで、松太郎も竹吉も、
「・・・はい、ここでお開きで~す」
って言わざるを得なくなりやして・・・。
言うか言わないかのうちに、身支度を整えるのもそこそこに、そそくさと二人は帰ってしまいやした。
こうして最悪のところでお開きになってしまったんですが、式も終わっているのに気づかない梅三郎、ブツブツと続けやす・・・。
「え? これで違うのか?・・・待てよ・・・。なったなった蛇になった・・・当家の婿殿蛇になった・・・だろ?・・・で、何蛇にな~られた?・・・炊飯ジャーにな~られた・・・。なんか違うな・・・」
最初のうちのこんなのはまだ奥ゆかしかったんですが・・・。
「あれ? 変だな・・・。なったなった蛇になった・・・当家の婿殿蛇になった・・・何蛇にな~られた?・・・カルト教の信者にな~られた・・・あれ? これもおかしいなぁ」
「あ、わかった! ギブミー、モア、ワンチャンス・・・、なったなった蛇になった。当家の婿殿蛇になった。何蛇にな~られた?・・・重症患者にな~られた・・・? これじゃ、仲人と同じようなものだし・・・」
それにしても式が終わった後の独り言でよかったですな。
こんなこと、式の最中に言ってたら、それこそ袋叩きにあいかねませんですな。
とにかく、一人でぶつぶつと言ってやして。
「なったなった蛇になった・・・当家の婿殿蛇になった・・・何蛇にな~られた?・・・長者にな~られた!」
やっとのことで正解が出た頃には、あたりはもう真っ暗で。
「え? 誰も聞いてないの?」
と、そこへやって来た警備員さんが一言。
「あの・・・もう、式場、閉めたいんだけど・・・^±^」
その後この「松竹梅」トリオ、二度と冠婚葬祭には呼ばれなかったという、バカバカしい・・・「松竹梅」ってぇ一席でした。
m<●>m!
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