イソップ童話概説432.アポロンとムーサイとドリュアデス
イソップ童話概説です。^±^
ギリシアに於けるイソップ寓話を順次入れ、さらに、ない知恵で、一言も入れてます。^±^
その一言が余計なんだってば!(゚Д゚)ノx±x。
イソップ童話目次。^±^ノ
本のタイトル、あらすじ等の参考における著作権等に関しましては、2014年12月25日、岩波書店様より、許可をいただきました。
当然ですが、「研究」の一箪とし、本文に関しては当方のオリジナルです(文章が短い場合、原文ママのものもあり)。
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イソップ童話概説432.アポロンとムーサイとドリュアデス
(原文ママ)
もう一度イソップに登場願って、私の意見を擁護してもらおう。皆さんにはリビア話とかエジプト話ではなく、寓話発祥の地であるプリュギアの真中で生れた話をお話ししたい。他ならぬイソップの手すさびの中で見つけたものだ。
アポロンがいざ歌わん、と竪琴を整えると、・・・八方からムーサイが集まって来て、調べに合わせ輪になって踊ろうとした。そこへ別の一団も歌舞の見物にやって来たが、それはドリュアデスとかハマドリュアデスと呼ばれるニンフ、山野に住む精霊で、何だかひどくはしたない連中だった。彼女らはムーサイと調子を合わせて舞おうとする間は、神様然としてムーサイにも見紛う(みまごう)ばかりだったが、竪琴から外れ、耳ざわりで野卑な歌と共に跳んだりはねたりするに及んで、アポロンも憤慨し、・・・ただ、直ちに箙(えびら)の矢に手を伸ばすことはしなかった。ホメロスが「イリアス」でアポロンについて敢えて語ったようなことは、イソップは話に作っていないのである。・・・私はむしろイソップの方を信じたい。・・・イソップによると、アポロンは竪琴を柔和調から激越調に切り換え、弦を打つ指も撥(ばち)に持ち替えた。ニンフたちの無礼に対するアポロンの怒りに山々も谷も川も鳥たちも加わり、ヘリコン山までがこの異常事態をうけて人間に姿を変え、声を発してニンフたちを責めた・・・
「ニンフどもよ、血迷ったか。いかなる不埒な衝動がお前たちを狂わせたのだ。なぜムーサイの仕事場であるヘリコンを捨て、キタイロン山などに赴くのか。かしこには災厄と惨劇が絶えず、キタイロンは悲劇の源と謳われている。私は羊飼いを詩人にしたが、あの山は思慮ある人間の正気を奪う。あそこでは母親が息子に狂い、一族が相戦うが、ここではムーサイが生まれ、ムネモシュネの園があり、生まれた者が育まれる。ムーサイは、今アポロンと共に舞い歌い戯れるばかりか、永遠に歌のお伴をするであろう。怖いのはお前たちの振るまいだ。芝居種にならないか、陰鬱な悲劇の幕開きとはならないかと。だが、なぜこんなことを言う必要があろうか。恐らくニンフたちが私の話の結末を先どりしていよう。一人はあちらでニンフたちの神の許(もと)にあり、一人はためらい、一人はほとんど歌舞の一団にのめりこむだろう。アポロンの竪琴の呪縛は恐るべく、その魅惑はアプロディテの飾り帯にも勝るのだ」
イソップによると、ヘリコン山はこのように演説した。
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(解説・ひとこと)
これは長文ですが、全文を載せないと意味が分からないのであえて「原文ママ」としました。
でも、長文すぎて、解説できません。^±^;
お前に理解力がないからだろうがっ!(゚Д゚)ノx±x。
ギリシアに於けるイソップ寓話を順次入れ、さらに、ない知恵で、一言も入れてます。^±^
その一言が余計なんだってば!(゚Д゚)ノx±x。
イソップ童話目次。^±^ノ
本のタイトル、あらすじ等の参考における著作権等に関しましては、2014年12月25日、岩波書店様より、許可をいただきました。
当然ですが、「研究」の一箪とし、本文に関しては当方のオリジナルです(文章が短い場合、原文ママのものもあり)。
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イソップ童話概説432.アポロンとムーサイとドリュアデス
(原文ママ)
もう一度イソップに登場願って、私の意見を擁護してもらおう。皆さんにはリビア話とかエジプト話ではなく、寓話発祥の地であるプリュギアの真中で生れた話をお話ししたい。他ならぬイソップの手すさびの中で見つけたものだ。
アポロンがいざ歌わん、と竪琴を整えると、・・・八方からムーサイが集まって来て、調べに合わせ輪になって踊ろうとした。そこへ別の一団も歌舞の見物にやって来たが、それはドリュアデスとかハマドリュアデスと呼ばれるニンフ、山野に住む精霊で、何だかひどくはしたない連中だった。彼女らはムーサイと調子を合わせて舞おうとする間は、神様然としてムーサイにも見紛う(みまごう)ばかりだったが、竪琴から外れ、耳ざわりで野卑な歌と共に跳んだりはねたりするに及んで、アポロンも憤慨し、・・・ただ、直ちに箙(えびら)の矢に手を伸ばすことはしなかった。ホメロスが「イリアス」でアポロンについて敢えて語ったようなことは、イソップは話に作っていないのである。・・・私はむしろイソップの方を信じたい。・・・イソップによると、アポロンは竪琴を柔和調から激越調に切り換え、弦を打つ指も撥(ばち)に持ち替えた。ニンフたちの無礼に対するアポロンの怒りに山々も谷も川も鳥たちも加わり、ヘリコン山までがこの異常事態をうけて人間に姿を変え、声を発してニンフたちを責めた・・・
「ニンフどもよ、血迷ったか。いかなる不埒な衝動がお前たちを狂わせたのだ。なぜムーサイの仕事場であるヘリコンを捨て、キタイロン山などに赴くのか。かしこには災厄と惨劇が絶えず、キタイロンは悲劇の源と謳われている。私は羊飼いを詩人にしたが、あの山は思慮ある人間の正気を奪う。あそこでは母親が息子に狂い、一族が相戦うが、ここではムーサイが生まれ、ムネモシュネの園があり、生まれた者が育まれる。ムーサイは、今アポロンと共に舞い歌い戯れるばかりか、永遠に歌のお伴をするであろう。怖いのはお前たちの振るまいだ。芝居種にならないか、陰鬱な悲劇の幕開きとはならないかと。だが、なぜこんなことを言う必要があろうか。恐らくニンフたちが私の話の結末を先どりしていよう。一人はあちらでニンフたちの神の許(もと)にあり、一人はためらい、一人はほとんど歌舞の一団にのめりこむだろう。アポロンの竪琴の呪縛は恐るべく、その魅惑はアプロディテの飾り帯にも勝るのだ」
イソップによると、ヘリコン山はこのように演説した。
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(解説・ひとこと)
これは長文ですが、全文を載せないと意味が分からないのであえて「原文ママ」としました。
でも、長文すぎて、解説できません。^±^;
お前に理解力がないからだろうがっ!(゚Д゚)ノx±x。
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